ハヴァシュ式アプローチを体験

以前から興味を持っていた「ハヴァシュ式」のバイオリンのレッスンを受講してきました。

 

「ハヴァシュ式」、「ハヴァシュ・バイオリン奏法」とはハンガリー出身のカトー・ハヴァシュ女史が考案したバイオリンのメソッドで、バイオリンを力むことなく楽に音を出せるようにするメソッドとして知られています。

 

ハヴァシュ式 バイオリン奏法
カトー・ハヴァシュ女史が著した「A New Approach to Violin Playing」

 

私が「ハヴァシュ式」のことを知ったのはアイルランドに居た頃でした。

 

たまたま入った楽譜屋さんで偶然「A New Approach to Violin Playing」という薄いペーパーバックサイズの本が目に入り、「バイオリン奏法の新しい方法」というタイトルに魅かれ本をめくってみると、「楽器をいかに楽に自然に弾くか」ということに重きを置かれているのが気に入り購入し、分かる範囲で本に書かれていることを練習してみたりしていました。

 

当時は私もフィドル(バイオリン)を始めたばかりで、なかなか綺麗な音が出せず、音が出せないばかりか、「バイオリンを持つ」という動作自体に馴染めず、ぎこちない弾き方で弾いていました。

 

バイオリンと呼ぼうとフィドルと呼ぼうと、この楽器を弾きこなすには、楽器のこと以上に自分の体の使い方をよく学ばないといけないと思い、一時期バイオリン(フィドル)を弾くための効率の良い体の使い方について考えるようになりました。

 

そんな時に出会った一冊がこの本だったのです。

 

私自身はこの本に書いてあることの全てを実践したわけはありませんが、楽器を楽に自然体で弾くというのはとても大事なことだといつも思っています。

 

その後自分自身でもバイオリン(フィドル)を教えるようになり、なんだかんだで一番教えるのが難しいと感じるのが「基本的な音の出し方」なのです。

 

音自体は弓で擦れば出るのですが、体に負担をかけることなく楽に弾こうとなると結構大変です。

 

なんとか楽に音を出せる練習方法はないものかなと思っていたところ、以前に読んだカトー・ハヴァシュの本を思い出し、彼女のメソッドを取り入れてみようかなと思ったのでした。

 

たままた彼女の名前を検索してみたら、「A New Approach to Violin Playing」日本語訳が出ていることが判明。しかも訳した方は私と同じように大人になってからバイオリンを始めた方と知り、さっそく日本語版を買ってみました。

 

ハヴァシュ・バイオリン奏法
「A New Approach to Violin Playing」の日本語版

 

訳者の石川ちすみさんのサイトを見るとハヴァシュ式を取り入れた指導法のレッスンをやっているというので、ぜひ一度行って体験してみたいと思い先日神戸の先生のお宅へお邪魔しレッスンを受けてみました。

 

弓は踊る バイオリン フィドル

 

レッスンでは事前に買った「弓は踊る」のテキストに沿って色々と指導してもらいました。

 

やったことと言えば、楽器を弾いたというよりも体の使い方が主で、これがすぐに演奏に反映されるかというと、そんなことはないのだと思いますが、自分の体の使い方を意識することができてとてもいい経験になりました。