世界最高峰のアイリッシュ音楽の祭典「Fleadh Cheoil na hÉireann」通称"フラー"に参加するためにアイルランドに行ってきました。
「Fleadh Cheoil na hÉireann」とはアイルランド語で、日本語に訳すと「アイルランド音楽祭」という意味になります。
Fleadh(祭典)、Cheoil(音楽)、hÉireann(アイルランド)
現地では単に「Fleadh(フラー)」と呼ぶことが多いです。
フラーは70年近い歴史を誇る伝統音楽と伝統舞踊のフェスティバルで、期間中に「All Ireland Fleadh」と呼ばれるフィドルやティンホイッスルなどアイルランドの伝統楽器と伝統舞踊のコンクールが開催されます。
この「All Ireland Fleadh」の優勝者は「All Ireland Champion」と呼ばれ、アイルランド音楽の世界で最も名誉のある賞となっています。
Fleadhのフィドル部門の優勝者。このコンクールでの優勝をきっかけにプロデビューする奏者さんも居るそうです。
アイルランドでは例年4月より各県*で県大会が開催され、県大会で2位以内に入ると地区大会*に進むことができます。地区大会で2位以内に入ると晴れて全国(世界)大会「All Ireland Fleadh」に出場することができます。
(*アイルランドには32の県があります。) (*アイルランドには4つの地区があります。日本の関東地方、近畿地方に相当するような感じです。)
アイルランドには32の県があり、4つの地方に分かれています
Fleadhはアイルランドからの移民が多いアメリカやイギリスでも予選大会が開催されていて、全国大会にはアメリカ大会、イギリス大会を勝ち抜いた奏者も出場します。
現在は日本でも予選大会が開催されており、日本では6月に予選が開催されました。
現在は日本でもアイリッシュの国際コンクール(コンペティション)に参加するための予選大会が開催されています。
私も今年の予選大会に参加しており、一応予選を通過し本戦に出場できることになったのですが、本戦に参加するかどうかはギリギリまで迷っていました・・・
日本はまだまだコロナが落ち着いたとは言えないような感じで、大手を振って海外旅行という気にはなれないような状況ですから、今年の渡航は見送ろうかなぁとも思ったのですが・・・
アイルランドもコロナ渦で、フラーも昨年、一昨年と開催されておらず、私もここ2年ほど現地のリアルなアイリッシュ音楽を見聞きしていませんでしたので、なんとなく浦島太郎感?みたいなのを感じていまして、このままでは時代の流れに取り残されてしまいそうな気もしたので、アイリッシュ音楽界の現況を知るべく思い切って渡航することに決めました。
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今回は直前に航空券を取ったのもあって、
行きは成田→ヘルシンキ→ダブリン
帰りはダブリン→パリ→羽田
という変則的?なフライトとなりました。
日程は8月5日~9日までの4泊6日というスケジュールで行ってきました。
上の画像は行きに乗ったフィンエアーの機体です。
フィンエアーは北極点を通過するルートを飛ぶようで、フライトの途中で「あなたは北極点の上を飛びましたよ」という証明書のようなものを貰いました。
経由地のヘルシンキ空港には「ムーミン・コーヒー」なるカフェがありました。
午前8時15分発のダブリン行きでアイルランドに向かいます。
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早くもダブリンに到着。こちらは空港で借りたレンタカー。スズキのスイフトです。
マニュアル車です。アイルランドではレンタカーでマニュアル車が借りられます。
いざフラーの開催地、ウエストミーズ県*に向けて出発!
*フラーの開催地マリンガーがある県
フラーは持ち回り開催で、一つの開催地で2回か3回開催すると、他の所に移るといった感じで開催されています。
前回大会(2019年)はラウズ県のドロヘダという所で開催されました。
私は前回大会も参加しており、こちらの記事で前回大会の模様をご覧いただけます。
今回はアスローン(Athlone)という町にあるホテルに宿泊しました。
アスローンはフラーの開催地であるマリンガーと同じウエストミーズ県の町です。
シャノン川*沿いのなかなか感じの良いホテルでした。それなりに高かったですが・・・直前に手配したのでしょうがなかったのです・・・(*シャノン川 = アイルランド最長の川)
ホテルにチェックインした後、フラーの開催地であるマリンガーへと向かいました。
毎度のことですが、ものすごい人手です。。例年50万人もの人がフラーに訪れるそうです。
話には聞いていたのですが、ほとんどの人がマスクをしていません。
私は念のために滞在中ずっとマスクをしていましたが・・・
マリンガーの町中には「ジョー・ドーラン」という歌手の像があります。
ジョー・ドーラン(Joe Dolan)はこのマリンガーの出身で、アイルランドのポピュラー音楽界を代表する歌手の一人でした。私が初めてアイルランドに留学した時のホームステイ先のホストマザーがこの歌手の大ファンでした。
こちらの新聞にもフラーのことがトップに載っています。こちらにはアイルランドの大統領が写っています。
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こちらは私が出場する「新曲作曲部門」のコンクールが行われる学校の校舎です。
フラーのコンクールは所謂普通の学校の校舎で行われることが多いです。
フラーのコンクールのタイムテーブルです。私の出場する「Newly Composed Tunes」はHoly Family NS*のVenue 4Bで行われます。
(*NS = National Schoolの略で所謂公立小学校のこと)
ここがVenue 4Bです。
中はこんな感じです。所謂普通の教室といった感じでしょうか。大概のコンクールはこんな感じ所で行われます。
作曲コンクールの出場者のリストです。この部門では自作の曲を弾いて、審査員が順位を決めます。
多くの奏者さんの横に「CCÉ」と書いてありますが、CCÉはアイリッシュ音楽の国際協会のことです。アイリッシュ音楽の多くの奏者がこの協会に所属しています。
ちなみにですが、4番の「Laoise Ní Chinnéide T CCÉ Ormond, Tiobraid Árann」という奏者さんですが、
これは「Tiobraid Árannという場所の、CCÉ Ormond支部に所属する、Laoise Ní Chinnéide Tさん」ということになります。
Tiobraid Árannはアイルランドの地名です。Tiobraid ÁrannはTipperaryのアイルランド語綴りバージョンです。お名前の「Laoise Ní Chinnéide T」は分かる人は分かりますが、女性の方です。名前に「Ní」が付いている人は普通は女性です。「Laoise(リーシャ)」も女性の名前です。「Chinnéide」は「Kennedy(ケネディ)」のアイルランド語綴りです。男性だと「Cinnéide」になります。最後の「T」は意味不明です。多分タイプミスでしょうか?
ちなみに私「Taka」は前回大会のこの部門で2位に入賞しています。
今年のプログラムの前回大会の入賞者一覧コーナーに私の名前が載っていました。
上が今年の作曲コンクールの入賞者です。
残念ながら私は今年は入賞できませんでした。
優勝した子はティペラリー出身の若い女の子でした。
(先ほどの出場者リストの説明で例に挙げた子です)
審査員の方が入賞者の曲に対して講評を述べていたのですが、一位になった子の曲は「Paddy O'Brienを思い起こさせるような、very Tipperaryな曲で、とても気に入った」とべた褒めしていました。
2位の子は多分まだ小学生だと思うのですが、曲はマーチで、けっこうシンプルな感じの曲だったのですが、審査員曰く、シンプルながらもとても印象に残る曲で、ずっと頭の中でループしていたと言っていました。
3位の人の曲はなんとなくFinbarr Dwyerちっくな感じの曲だったと思います。
ちなみにこのコンクールでは3位までが表彰の対象なのですが、今回は3位と4位がとても僅差だったそうで、4位の人の曲もとても良い作品だったのでぜひ表彰式で名前を読み上げたいということで4位の人も紹介されていました。4位の人の曲はEd Reavy的な感じの曲でした・・・
1位がPaddy O’Brien*風、3位がFinbarr Dwyer*ちっく、4位がEd Reavy*的・・・
(*Paddy O'Brien、Finbarr Dwyer、Ed Reavyはアイリッシュ音楽の世界ではとても有名な作曲家さんたちです。アイリッシュ音楽で演奏されている楽曲はアイルランドに昔から伝わる作者不詳の伝統曲が多いのですが、作曲家が明らかになっている曲もそれなりにあります。上に挙げた作曲家はセッションなどでも弾かれている有名な曲をたくさん残しています)
審査員の好みがきっとそういうことなんでしょうね~。
審査員の好みがもろに反映された上での結果って感じでしょうか。
こういう作風なら入賞できる、できないの基準は基本的にはないらしいのですが、私的には1位になった子や4位になった子のように、あの若さでPaddy O'BrienやEd Reavyを思い起こさせるような曲が作曲できるというのがちょっと衝撃的でした・・・
私もこの辺りの楽曲を普段からよく聞いて、よく弾いておかないといけないなと思いました。
上に名前を挙げた作曲家の楽曲が収められている楽譜集です。
真ん中がPaddy O'Brienの曲集、右がEd Reavy、左はRichie Dwyerの曲集です。Richie DwyerはFinbarr Dwyerの兄弟です。RichieとFinbarrを一緒にしてはいけないのですが、Finbarr Dwyerの曲集がなかったので、参考までに兄弟であるRichie Dwyerの曲集を載せてみました。
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上の画像の建物はフィドル部門のコンクールが行われた「マリンガー・アーツ・センター(Mullingar Arts Centre)」です。
これが今年のフィドル部門の参加者のリストです。
なんと私「Taka」がトップバッターです。
この参加者リストを見て思わずびっくり。
アイリッシュ音楽にそこそこ精通している方ならお分かりいただけると思うのですが、、
たとえば10番のDylan Carlosは前回大会の優勝者で、既にプロ活動をしていて、CDなんかも出している奏者さんです。
16番のJason McGuinnessは昨年のフラーの代替大会として開催されたFleadhFestで優勝した奏者さんです。
13番のJamie SmithはColette O'Learyというアコーディオン奏者とユニットを組んでプロ活動をしている奏者さんです。ちなみにColette O'LearyはBumblebeesというシャロン・シャノンの妹がやっていたバンドのメンバーだった人です。
12番のSarah O'Gormanは15歳以下、18歳以下の時代に優勝の経験がある超絶に上手い奏者さんです。
2番のSinéad McKennaは前回大会で2位だった奏者さんです。
他にも既に有名人といえるような奏者さんが何人も参加していて、かなりのレベルの高さです。
結局今年のフィドルのコンクールは上のような結果となりました。
1位はSarah O'Gorman(セーラ・オゴーマン)でした。
2位は前回大会でも2位だったSinéad McKenna(シネイド・マッケンナ)でした。
3位は昨年のFleadhFestで優勝したJason McGuinness(ジェイソン・マクギネス)でした。
まあ順当な結果といえば、そんなところなのでしょうか。
私は何の結果も残せていませんが・・・
恥ずかしながら私のレベルでは、このようなコンクールの場ではぜんぜん歯が立たないのです・・・
もしまた日本代表として参加することがあるのであれば、自信をもって日本代表ですと言えるくらいのレベルで演奏ができるようにならないといけないと思いました。
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こちらがフィドル部門で優勝したSarah O'Gormanです。アイルランドの国営放送局「RTÉ」のサイトに彼女の活躍のことが紹介されていました。
ちなみにこちらがSarah O'Gormanの演奏です。(コンクールの時の演奏ではありません。)
こちらは2位のSinéad McKennaの演奏です。(こちらもコンクールの時の演奏ではありません。)
Sinéad McKennaは北アイルランドはティロン州の有名な音楽一家の出身で、以前にSinéadの家族を紹介したドキュメンタリー番組が放映されたことがありました。
上の番組の冒頭で「For the McKenna family, this summer and every summer belongs to music」と言っているのを聞いて、日本でアイルランド音楽を弾いたり、習ったりするのとは環境が大違いだわと思ったものです。
この番組が放映された時はまだ幼かったSinéadがシニアの部のコンクールに出てくるとは・・・
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こちらはフラーのMiscellaneous部門のコンクールが行われた会場です。
「Town Band Hall」というマリンガーの町の中心部にある施設で、普段は地元のマーチングバンド?の練習場所として使われている施設だそうです。
中はこんな感じです。
こちらが「Miscellaneous」部門の参加者のリストです。
「Miscellaneous」とは種々雑多という意味で、その意味の通り種々雑多な楽器の部門になります。単独の部門が設けられていない楽器は、この部門に参加することになります。
アイリッシュ音楽では割とメジャーな楽器のイメージがあるブズーキですが、実は単独の部門が設けられていないので、この部門に出ることになります。
私はヴィオラで参加しました。
こちらが主種雑多部門の結果です。
1位はフィドル部門で優勝したSarah O'Gormanでした。彼女はヴィオラを弾いても凄かったです。。。。ブズーキで参加した奏者さんが2位と3位に入りました。
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私自身は今回のフラーでは何の結果も残せなかったのですが、アイルランド音楽界の現在地点みたいのを垣間見れたような気がして、フラーに来てみてよかったと思いました。
コロナ渦もあってほぼ浦島太郎状態だったのですが、今回のアイルランド滞在でまた目標を定め直すことができたような気がします。
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フラーの翌日はPCRテストを受けにダブリンに行きました。
日本に帰国する前にアイルランドでPCRテストを受けて、陰性であることを証明しないと日本に帰れないのです・・・
テストの結果が出るまでのヒマつぶしを兼ねて、テイトーパーク(Tayto Park)へ。
Tayto Parkはアイルランドのソウルフード?ともいえるアイルランドを代表するポテトチップス「Tayto」のテーマパークです。
色々なアトラクションや、動物園などがあるテーマパークです。
私がアイルランドに住んでいた11年前にもあったのですが、そのころに比べるとだいぶグレードアップしています。
テイトーパークのお土産屋さんです。
テイトーのキャラクターである「Mr. Tayto」の等身大のぬいぐるみが300ユーロで売られていました。
思わず買ってしまいそうになったのです、なんとか踏みとどまることができました・・
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夕方になって午前中に受けたPCRテストの結果が出ました。
陰性でほっとしました。
音楽コンクール以上に、こっちの結果にドキドキしていました。
もし陽性になってしまうと、確かスムーズに入国できなったような・・・
これで無事に日本に帰れます。
PCRの検査が陰性でホッとしたので、夕食はスーパーマックスで食べました。(あまり関係ないか・・)
スーパーマックスはアイルランド版のファーストフード店でアイルランド中にお店があります。マクドナルドとケンタッキーを足したような感じのお店です。
アイルランドでの最後の晩餐は、スーパーマックスのカレーフライとチーズバーガーです。
カレーフライ(Curry Fries)は所謂フライドポテト(アイルランドではチップスと言いますが・・)にカレーがかかったものです。カレーは日本のカレーに似てないないこともないと思います。
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帰国前日は、ダブリン空港の真横にあるホテルに泊まりました。
部屋はそこそこ広くて快適でした。
朝食はバイキング形式でした。
所謂アイリッシュブレックファストです。おかわりができるのが味噌です。3回くらいおかわりしてしまいました・・
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フライトの3時間前に空港に着いたのですが、ものすごい混雑でチェックインに1時間半かかりました。
ヨーロッパには職員が足りなくて混雑している空港が多いと聞いたのですが、ダブリン空港もそうだったのでしょうか・・・
この後パリへと飛んで、それから羽田へ向かう便に乗ります。
帰りの便はJALにしました。。
行きは北極点経由だったのですが、帰りはこんな飛行経路で東京に戻ったようです。
カスピ海の真上を飛んできたんですね。。。
無事に羽田空港に到着。
日本に入国する際に「My SOS」というアプリで事前に色々な手続に済ませておかないと、スムーズに入国できないそうです。
ワクチンを接種済みで、PCRテストが陰性だと青い画面が表示されるそうで、画面が青になっていれば何事もなく入国できます。
海外渡航先でのPCRテストで陽性になってしまうと、日本に帰ってこれず現地で延泊することになり、延泊代に40万円かかったという話もあるそうです。
こういう話を聞くと自由に海外渡航できるのはまだまだなのかなと思ってしまいますよね。。。
アイルランドで買ってきたお土産です。
大部分は私の教室に通ってきてくださっている生徒さん用です。
テイトーグッズの大部分は私個人用ですが・・・
「月刊ピアノ」という雑誌の最新号(2020年4月号)に当教室のことが紹介されています。
「新生活スタートに向けて、新しい楽器を始めよう!」という特集記事(p120~p124)の中で紹介されていますので、機会がありましたらご覧になってみてください。
「月刊ピアノ」2020年4月号
ヤマハが出しているピアノの雑誌です
「気になるあの楽器を習ってみよう!」という特集記事の中で紹介されています
こんな感じで掲載されています。
アイリッシュの楽器に興味をお持ちの方は、
ぜひ新生活スタートに向けて新しい楽器を始めてみてはいかがでしょうか。
アイルランドで発行されているアイリッシュ音楽の情報誌(雑誌)の最新号に私の曲が掲載されています。
掲載されたのはアイルランドで発行されている「TREOIR」というアイリッシュ音楽の情報誌です。
「TREOIR」はアイリッシュ音楽の専門誌で、現地のアイルランド音楽家協会によって発行されています。
「TREOIR」の最新号はこの夏ドロヘダ*で開催された世界最大のアイリッシュ音楽のフェスティバル「フラー・キョール」の特集号となっています。
*ドロヘダ = ダブリンの北部に位置するラウズ州(Co. Louth)の町
「フラー・キョール」といえば同時に開催されるコンペティション(コンクール)が有名です。誌上でもコンクール関係の情報に多くページを割いています。
上はアイリッシュ・ホイッスルとフルート部門で優勝した「Ciarán Mac Gearailt」。
フラーのコンペティションの優勝者は「オール・アイルランド・チャンピオン」と呼ばれ、アイルランド音楽の世界で最高の名誉とされています。
各部門の結果表も掲載されています。
上はフィドル部門の結果表です。
フィドル部門で優勝した「Dylan Carlos」。現在世界で一番フィドルが上手い奏者ということになります。
結果表には私の名前も載っています。上は「Píosaí Ceoil Nuacheaptha」部門の順位表です。2位(2ú)が私です。
TREOIR誌のコンクール特集号には、コンクールの新曲部門で入賞した奏者が弾いた曲が掲載されるのが慣わしとなっています。
上は今年の優勝した「Meibh Ní Dhubhlaoich」が決勝で弾いた曲です。
2位に入賞した私が弾いた曲も掲載されています。
一曲まるまる載せてしまうのはちょっと・・・・なので、
曲を全部見てみたい方はぜひTREOIRの最新号をご覧ください。
9月に日本でラグビーのワールドカップが開催されます。
アイルランドも出場することが決まっています。
私自身はラグビーのことは何も知らないですが、アイルランドはラグビーの強い国らしいということは何となく知っています。
もちろん日本代表にも頑張ってもらいたいですが、アイルランドに住んでいたこともあるし、現在もアイルランドの文化を紹介する活動をしているので、アイルランドが優勝したらいいなと思っています。
験を担ぐわけでもないのですが、少しでもアイルランドの応援になればと思い、フィドル(バイオリン)の弓の毛をアイルランドカラーにしてみました。
これが「アイルランドカラー」の弓の毛です。
下はアイルランド代表のジャージのレプリカです。
弾き心地は普通の弓の毛と変わりありません。
アイルランドの国旗は左から緑、白、オレンジの順に並びます。
アイルランドとまったく同じ配色でオレンジが一番左になるのがコートジボワールです。
アイルランドとコートジボワールの国旗
超くだらないですが、これぞワールドカップ(?)
私のフィドル(バイオリン)のケースにはアイルランドのお土産屋さんで買ったステッカーが色々と貼ってあるのですが、特に気に入っているのがこの「I'M A VIP (Very Irish Person) = (私はとても"アイリッシュ"な人です)」のステッカーです。
弓の毛まで「アイルランドカラー」にしてしまう、とっても「VIP」な人なのです。
先日お知らせした埼玉県は比企郡小川町の老舗のお寿司屋さん「寿司忠」さんでの演奏会、無事に終わりました。
定員60名のところ72名の方が来場されたそうです。
地元の方が多かったようですが都内から聞きに来てくれた方も居たようで感謝感激です。
これをきっかけに地元でアイルランドの音楽やアイルランドの文化に興味を持たれる方が増えてくれたら嬉しいです。
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演奏会当日の寿司忠さんの入り口。
たくさんのスリッパが並べられています。(72人来場予定)
ステージから見た会場の様子。
100名入ることのできる大宴会場です。
寿司忠さんの大宴会場には緞帳付きの立派なステージがあります。
緞帳には「小川芸妓組合」の文字が見えます。
和紙の生産や林業などで栄えていた時代の小川には芸妓さんがいたそうです。製紙業や林業で財を成した旦那衆の相手をしていたのだとか。
今回はフィドルをメインにヴィオラとバンジョーとティンホイッスルを演奏しました。チラシの写真にはバンジョーがでかでかと写っていますが、実際に弾いたのは一曲のみ、それ以外はほとんどフィドルで弾きました。
ちなみにこれが演奏会のチラシです。
演奏会のチラシに「海をわたるレプラコーン」と書いてあるだけに、レプラコーンが登場。今回のコンサートを企画してくださったNさんが扮しています。ちなみにレプラコーンとはアイルランドの妖精です。
演奏の方でも今回は妖精にちなんだタイトルのついた曲を多く演奏しました。
演奏会が終わってレプラコーンと演奏陣で記念撮影。
私「Taka」はアイルランドらしく?クレア州のウェアを着て演奏会に臨みました。
アイルランドに行かれるとわかると思いますが、アイルランドでは"県のジャージ(ユニフォーム)"がコンサートやライブの時の正装として使えるんです。
演奏会の後に寿司忠さんのお寿司を頂きました。
とってもおいしかったです。
帰りしなサインを頼まれてしまったので、サインを書いたのですが・・・
私のはただアルファベットで名前を書いただけで、全然サインにも何にもなっていません・・・
他のお二方のサインは美しいですね。さすが慣れていらっしゃる。
我々の色紙の隣は埼玉のFM局「79.5」でゴゴモンズという番組のパーソナリティを務めている落語家の三遊亭鬼丸師匠のサインです。小川町で開かれた寄席の帰りに寿司忠さんに寄っていったそうです。
8月に埼玉県小川町で演奏があります。
第2回寿司忠演奏会
【期日】2019年8月11日
【会場】小川町老舗料亭「寿司忠」
【料金】5,000円 (食事込み)
【定員】60名 (先着申し込み順)
【時間】17時半~19時半
【出演】Taka、梅田千晶、須貝知世
【申し込み、お問い合わせ】当ホームページの「お問い合わせ」のページよりお願いいたします。
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演奏者のプロフィール:
Taka(私)のはこのHPのプロフィールのページをご覧ください。
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アイリッシュフルート演奏家。語学留学で訪れた際その国と音楽に魅了され、2011年より日本にてアイリッシュフルートを学ぶ。翌年にはアイルランド国立大学大学院に入学し、伝統音楽シーンを代表する様々な奏者から直接指導を受け、日本人として3人目となる修士課程伝統音楽演奏科を修了する。帰国後は複数のユニットでライブを行うほか、小中学校への演奏を行うなど多方面で活躍中。
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アイリッシュハープ演奏家。クラシックのテクニックをベースにアイルランドではKathleen Loughnane、Janet Harbison両氏から学ぶ。2012年と2017年にグラミー賞7度受賞のチーフタンズ来日公演で共演。2014年スウェーデンHalland Museumで演奏。2015年ゲーム音楽の作曲家光田康典氏の20周年コンサートメンバーとして東京・台湾公演に参加。映画やCM、ゲーム音楽など各種レコーディングにも参加している。
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チラシではバンジョーを持っていますが、これには色々と理由がありまして・・
演奏会に来ていただくともれなく理由が聞けるかも。
アイルランドから来日中のアイリッシュハープ&フィドル奏者さんのライブにゲスト出演します。
以下ライブの詳細です。
伝統音楽が、日常生活に深く根づいているアイルランド。作家W.Bイエイツの故郷として知られる北西部スライゴー出身のミュージシャンを招いてのコンサートです。古来の楽器アイリッシュハープと、人気の高いフィドル(ヴァイオリン)のデュオで、スライゴーらしいチューン(楽曲)をスライゴーのスタイルで演奏します。
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キャサリン・ラティガン (Catherine Rhatigan) - ハープ
アイルランド北西部スライゴー出身。ジャネット・ハービソン率いるIrish Harp Orchestraに在籍後、Harper's Bizarreに参加。その後Tale of the Gaelを旗揚げし全米をツアー。その洗練された演出が高い評価を得る。また、ジョイスやイェイツの文学作品から着想を得た楽曲を発表、ヨーロッパ中で絶賛される。ハープ教育にも熱心に取り組んでおり、オカロラン国際ハープ祭をはじめとする欧米のフェスティバルにて講師を務める。
レイ・コーエン (Ray Coen) - フィドル
地元スライゴーを拠点に活動し、圧倒的な存在感を放つ実力派フォークバンドNo Crowsのメンバーとしてフィドル、ギター、ヴォーカルを担当。これまでに6枚のアルバムに参加している。ソロ作品「Out of Sight」「Voices from the Fridge」を発表。スライゴー地方の伝統音楽に深く根差しながらも、ソングライターとしての才能と多彩な音楽性が見事に融合している稀有なミュージシャン。
ゲスト: TAKA (フィドル)
アイルランド西部カウンティ・クレアのフィークル村に滞在し、フィドルを学ぶ。日本人では初めての、アイルランド伝統音楽の国際協会CCE公認のフィドル講師に認定。現在は東京で、フィドルのレッスン、演奏活動に力を注いでいる。
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開場 : 18:00~ カフェオープン
開演 : 19:00~
参加費:3000円 別途ドリンクオーダー
*メニュー:自家製ドリンク・酵素玄米ベジカレー・米粉ケーキなど
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Email: agreable.musee@gmail.com
TEL : 042-577-7353
東京都国分寺市光町1-42-8 (国立駅北口徒歩4分)
map: https://goo.gl/maps/HwttNHZTsYT2
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※ご注意事項: 上記の予約フォームは仮予約となります。ご予約の確定については、メールにて別途ご連絡させていただきますので、ご了承ください。 ご予約前のご質問などについては、左側メニュー(PC版)にある「メッセージを送る」よりご連絡お願いいたします。
10月のグループレッスンは初級クラスではリムリック出身のフルート奏者「パディ・テイラー(Paddy Tylor)が作曲したジグを2曲習いました。
曲名はどちらも「パディ・テイラーズ(Paddy Taylor's)」で、2曲セットで演奏されることが多いです。今回のクラスで取り上げたバージョンはパディ・テイラー自身のアルバム「Boy in the Gap」とフィドルのジェリー・ハリントンとアコーディオンのオーイン・オサリバンによる「Smokey Chimney」に収められていた演奏が元になっています。
中・上級者クラスでは、海外の音楽雑誌に掲載されていたフィドル奏者のインタビュー記事を紹介しつつ、インタビュー記事で紹介されていた奏者が作曲したジグを取り上げました。
同じ曲はドネゴールのフィドル奏者「リズ・ドハーティ」も弾いています。
私自身はリズ・ドハーティのワークショップで習いました。
次回のクラスは11月4日に開催します。ご興味ある方はご参加ください。
山下公園で開催されている「ワールドフェスタ・ヨコハマ」で演奏してきました。
急遽出演することが決まり、アイルランドの太鼓「バウロン」とアイリッシュハープとボタンアコーディオンとフィドルの4人による即席バンドでの演奏でした。
私たちは16:30からの「ラグビースペシャルステージ (アイルランド民謡パフォーマンス)」というステージで演奏。
なぜ「ラグビースペシャルステージ」かというと・・・
下はワールドフェスタの公式ホームページに掲載されているプログラムです。
プログラム上ではハカパフォーマンスをやることになっているのですが、ハカパフォーマンスがキャンセルとなり急遽アイルランド音楽の演奏になったそうです。
「ハカ」とはニュージーランドのラグビーチームがやる↓↓こんなやつ↓↓のことです。
なぜハカの代役としてアイルランド音楽の演奏になったのかというと、それには理由がありまして、来年日本で開催されるラグビーのワールドカップにはアイルランドも出場するので、ラグビー繋がりでアイルランド音楽の演奏に白羽の矢が立ったようです。
ちなみに来年のラグビーのワールドカップの予選リーグで行われるアイルランドvsスコットランド戦は横浜市で開催されるそうです。
急に出演が決まったので、色々な人に声を掛け集まった即席グループで演奏に臨みました。
今回はアイリッシュハープとボタンアコーディオンとバウロンとフィドルの4人編成です。
当日まで一緒に合わせる時間が持てなかったので、演目は本番2時間前に決め、それから曲を覚えて、リハーサルをするという突貫工事な演奏でした。
どうにかこうにか演奏にこぎつけましたが、出来栄えはどうだったでしょうか・・・
ラグビーのワールドカップのプロモーションの一環としてのステージなので、とりあえず役割は果たせた?かなという気はしています。
音楽やラグビーを通じてアイルランドを身近に感じる機会がもっと増えるといいなと思いました。
アイルランド大使公邸で演奏がありました。
大使公邸はアイルランド大使の住まいです。
アイルランド大使館は麹町にありますが、大使公邸は別の場所にあります。
バウロンのNさんよりお話をいただきまして、大使公邸で開かれたレセプションのBGM係として、数時間演奏させていただきました。
バウロン、フィドル、アイリッシュハープの3人で演奏しました。
ミュージシャンにもアイルランド料理を振舞ってもらえて感謝。
アイルランドのチーズ
食器にもアイルランドの紋章である「ハープ」が描かれています。
TV番組の収録に行ってきました。
番組は6月に日本公演がある「トリニティ・アイリッシュ・ダンス」のプロモーションのための番組のようです。
6月に来日公演があるトリニティ・アイリッシュ・ダンスのちらし。
リバーダンスなどに並ぶアイリッシュダンスの代表的のステージショーです。
番組の台本です。
私の出番はこれだけ(笑)
という本を最近読んでいます。
本を書いた方はアイルランド在住で、アイルランド政府公認のガイドどして活躍されている山下直子さんです。
著者の山下さんご本人より送っていただきました。
その理由は63ページを見ると分かるので、ぜひ買って読んでみてください。(笑)
山下さんといえばプロのガイドとして色々なところに行っているので、アイルランドに関しての知識は半端じゃないです。
アイルランドに住んでいた時は、山下さんブログを参考に旅先での行き先を決めていたものです。
私はアイルランドの山のことはそこそこ知っているのですが、グルメ情報とかショッピング関係には疎いので、山に行ったついでにどこか回ってこようなんて時はよく山下さんのブログを覗いては、グルメ系情報など仕入れていました。
新しく出版された本は、写真が豊富ですぐにでアイルランドに行きたくなるような気分にさせてくれます。
これからアイルランドに行かれる方、アイルランドに行ってみたいな思っている方、アイルランドに行く予定はないけどアイルランドが好きな方などなど、アイルランドに少しでも興味ある方にはぜひお勧めしたい本です。
本といえば、もう一冊お勧めの本が、
何気に実は著者の方は私の教室に通ってくれていたことがありました。
発表会にも参加されています。
最近は電車の中でもよくお目にかかるようになりました。
こちらの本も目から鱗が落ちるようなことが多く書いてあって、これからアイルランドに行かれる方、アイルランドに行ってみたいな思っている方、アイルランドに行く予定はないけど英語は話せるようになりたい方などなど、英語とアイルランドに少しでも興味ある方にはぜひお勧めしたい本です。
ちなみに私のフィドルのレッスンでは、
アイルランドに行くまで楽器経験無し、音楽経験無し、純ジャパニーズの迷わないフィドルの練習法を教えています。(笑)
これからアイルランドに行かれる方、アイルランドに行ってみたいと思っている方、アイルランドに行く予定はないけどフィドルは弾けるようになりたい方など、フィドルに少しでも興味ある方にはぜひお勧めしたいレッスンです。
フィドルのレッスンについてはこちらのページをご覧ください。
ホームページでも紹介していましたが、九段下のカフェ"ミエル"でライブ無事に終了しました。
お陰様で満員御礼となりました。
急に決まったライブだったので、即席メンバーでの演奏だったのですが、それなりに楽しんでいただけたようで、ほっとしました。
今回の演奏陣は、私Takaと、日本在住のアイルランド人フィドル奏者、マイキー・オシェイ(Mikie O'Shea)と、そして今回初顔合わせだったのですが、以前に別のイベントで会ったことのあったギターの山城屋君の3人。
ライブ当日に私の自宅で音合わせをしたのですが、なんとマイキーと山城屋君は初対面ということが判明。
ざっと曲を決めてざっと曲をさらって会場のミエルさんへ。
すぐ近くに武道館があるので、マイキーに武道館を知っているか尋ねたら知らなかったので、ビッグになるとあそこで弾けるんだと教えておきました。
マイキーは本職は学校(インターナショナルスクール)の先生ですが、フィドル奏者としても売り出し中で、「フラワーポットメン」というバンドのメンバーとしてピーター・バラカンが監修する「ライブ・マジック」という音楽イベントに出演することになっています。
マイキーに日本の本物のアイリッシュ・フィドルを流行らせてもらいたいので、ぜひビッグになってもらいたいものです。
後日談になりますが、先日は題名のない音楽界にも出演したそうです。
ミエルさんの店内はアンティークな落ち着いた雰囲気で、特にマイキーは気に入った様子でした。
写りが暗くので申し訳ないのですが、ライブの動画です。
ゴールウェイ出身のMartin Mulhaireが作曲したリール2曲のセットです。私がバンジョー、マイキーはフィドルを弾いています。
リールの定番セットです。フィドル2台での演奏です。
マイキーお得意のポルカのセットです。私はバンジョーを担当しています。
こちらは私が撮ったので明るく写っています。
ギターの伴奏を担当してくれた山城屋君と、スペシャルゲストさんの歌です。
スペシャルゲストさんは「わせける」の部長さんだそうです。
以前私の教室に通ってくれたこともあります。
6月16~18日に都内で開催された「Féile Tokyo」というアイルランドの音楽とダンスのイベントに参加しました。
Féileとはフェスティバルという意味のアイルランド語です。
イベント期間中、セッションやワークショップ、コンサートなど様々な催しが行われました。
初日の16日の夜はアイルランドから来日したOisin MacDiarmadaとSamantha Harveyを交えてのセッションが赤坂のアイリッシュパブでありました。
17日はワークショップとコンサートがありました。
ワークショップは前半がフィドルのワークショップで後半はフィドル以外の楽器も対象としたセッションワークショップが行われました。
セッションワークショップではアイルランドの地図を使って、この曲はアイルランドのこの地域の発祥でとか、この曲はこの地域の〇〇という演奏家によってよく弾かれたなどいった解説があり面白かったです。
ワークショップの後はコンサートがあり、前半は日本人の演奏家やダンサーによるパフォーマンスがありました。
コンサートの後半は今回のメインアクトであるOisin MacDiarmadaとSamantha Harveyによる演奏です。
翌18日はアイルランドの音楽のコンペティション(コンクール)が行われました。
このコンペティションは毎年8月にアイルランドで行われている「Fleadh Cheoil na hEireann」というアイルランド音楽の国際コンクールに出場するための日本予選という位置づけになっています。
アイルランド本国で行われている国際コンクール(本戦)に出るには、資格を持った審査員のもと各国で開催される予選大会において、規定の得点を出さないと出場できない決まりになっています。
アイルランド本国やアメリカ、イギリスでもこの時期に同様のイベントが開催されていて、順次各地域の代表が決まっていきます。
私はマンドリン、バンジョー、テナーギター、フィドルとティンホイッスル計5つの楽器でコンペティションに参加しました。
コンペティションは楽器別、年齢別など様々にカテゴリーに分かれています。
口笛やリルティングといった非楽器による部門から、デュエットやトリオといった複数の奏者による部門、新しく作曲された曲による部門など多岐にわたります。
日本ではあまり周知されていなく参加者が少ないのですが、本国アイルランドではアイルランド音楽の世界におけるオリンピックやワールドカップといっていいほど様々な地域から大勢の参加者のある大規模な大会です。
下はコンペティションの出場者に送られる評価シートです。
単に結果がどうだったというだけでなく、ここが良かったとか、ここをこうするともっと良くなるなどといった、演奏に関するコメントなども記載されています。
とりあえず今回日本予選で出た種目は全て1位となりました。(1人しか出ていない種目もありますが・・)
一応全ての種目で90点はクリアしたので、一応全種目とも8月の本戦に駒を進められそうです。
日本では3月になるとアイルランドにちなんだイベントが数多く催されます。
なぜ3月にアイルランドにちなんだ行事が多いかというと、3月はセント・パトリックスデーがあるからです。
セント・パトリックスデーとはアイルランドの聖人「セント・パトリック(聖パトリック)」を記念した日で、アイルランドでは毎年3月17日がセント・パトリックス・デーとして定められています。
アイルランドではセント・パトリックス・デーは国民の祝日となっていて、各地でセント・パトリックスデーのお祝いが盛大に開かれます。
セント・パトリックス・デーはアイルランドからの移民の多いアメリカでも催されていて、ニューヨークやボストン、シカゴなどでは年中行事の一つとして定着しているそうです。
特にシカゴのパトリックス・デーはシカゴ川を緑色に染めてしまうことで有名です。
緑色はアイルランドのシンボルカラーで、聖パトリックが持っていた「シャムロック」という植物の色にちなみます。
日本でもここ最近セイント・パトリックス・デーにちなんだイベントが催されるようになってきていて、3月になると各地でアイルランドに関連した行事が行われています。
ただし日本では3月17日は祝日ではないので、3月17日に近い週末にイベントが行われることが多いです。
今年のセントパトリックスデー(3月17日)は金曜日だったのですが、セントパトリックスデー当日はアイルランド大使館主催のパーティーが東京のホテルで開かれました。
私は会場での演奏役として招いていただきました。
大使館主催のパトリックスデーの集いが開催されたホテルオークラのアスコットホール
今年はアイルランドと日本が国交樹立60周年記念とあって大勢のお客さんが招かれていました。
会場に集まった大勢のお客さん。皆さんアイルランド関係者なのかな?
今年は日本とアイルランドが国交を樹立して60周年にあたる記念すべき年です
セント・パトリックスデーの祝辞を述べる駐日アイルランド大使のアン・バリントン女史
アイルランドから来日中のキアラン・サマーズと一緒に演奏しました。
アイルランド料理の代表格ギネスビーフシチュー
立食形式のパーティーということでアイルランドを代表する色々な料理が出ていたのですが、残念ながら私たちは演奏のためほとんど口にすることができませんでした・・・
アイルランド産のチーズの盛り合わせ
セント・パトリックスデーの翌日と翌々日は代々木公園で「アイラブアイルランドフェスティバル」が開催されました。
「アイラブアイルランドフェスティバル」2日目は表参道でパレードがあり、私はアイルランド音楽の国際協会の日本支部の隊列に加わらせていただきました。
表参道のパレード。
パレードの先頭を行くアイルランド大使館の隊列です。
右端が「聖パトリック」。その隣はミスアイルランドだそうです。
アイリッシュパブ「ダブリナーズ」の隊列
アイルランド音楽家協会の隊列
ちなみにパトリックデーパレードがあった週の前半は「ICF」という学生たちによるアイルランド音楽のイベントに講師として参加しました。
ICFはアイリッシュ音楽の「インカレ」といったところでしょうか。全国各地から集まった学生たちで、アイルランド(ケルト)音楽を通じて交流を図るイベントです。
ICF参加者たちの大セッション。120名以上の参加があったそうです。日本のアイルランド音楽界の未来は明るい!?
東京のセイントパトリックスデーイベントの翌週は広島のミニセンパトイベント行ってきました。
広島では原爆ドームをバックにした川沿いでの屋外での演奏と、鷹嘴商店街の二か所で演奏がありました。広島では原爆ドームをバックにした川沿いでの屋外での演奏と、タカノ橋商店街の二か所で演奏がありました。
スペイン舞踏、ハワイアンとアイルランドとあまり関係のない演目もありました
タカノ橋ライブのトップバッターはハイランドパイプスの演奏でした。
広島ではお馴染みの「さらさ(ハープとギターのデュオ)」と、同じく広島で活躍するボーカルの前田斗亜さんによるステージ
最後はアイリッシュダンスも加わり大いに盛り上がりました。広島のアイルランド音楽界の未来も明るい!?
タカノ橋の「タカ」です(笑)
幼稚園生と小学生のための、アイリッシュ音楽とダンスの体験イベントで演奏してきました。
赴いた先は千代田区の千代田小学校。
この学校で行われている「世界友達プロジェクト」の一環としてアイルランドのダンスと音楽を体験してもうらうという行事でした。
なぜか私もアイリッシュダンス講師扱いに・・・(本当はダンサーの伴奏係)
アイルランド大使館の広報の方によるアイルランド紹介コーナーもありました。
真剣に聞き入る子供たち
アイルランドについての解説の後は、アイリッシュダンスの体験タイムです。
子供たちにもダンスを体験してもらいました。
ダンス体験はなかなか楽しんでもらえたようです。
ダンス体験終了後子供たちと一緒に給食を頂きました。
学校の給食を食べるのはン十年ぶりです。
生徒が作ったケルト模様の飾りつけ。
日本でアイルランド音楽を教え始めて約3年。
まだまだ小さな教室ですが、先日初めての発表会を開催しました。
発表会には下は10代の学生の方から上はお孫さんがいるお年の方まで様々な年齢の方が参加されました。
楽器もフィドルだけでなく、バンジョーやティンホイッスルの生徒さんも参加されました。
発表会の後は皆でセッションを楽しみました。
まだまだ駆け出しの教室ですが、今後も楽しいイベントを開催していく予定です。
新しい生徒さんも随時募集しております。
一人で練習していてつまらないという方は、ぜひ教室にお越しください。
生徒さん同士で楽しめるイベントを開催していますので、ぜひ教室で仲間を増やしてください。
8月にアイルランドの西部にあるエニスという町で開催されるアイルランド音楽界最高峰のコンクール「フラーキョール(Fleadh Cheoil na hÉireann)」へと出場することが決まりました。
フラーキョールはアイルランド音楽界の「オリンピック」とでもいうべき、アイランド音楽の世界最高峰の音楽祭で、期間中様々なコンサートやワークショップが催されます。
なかでもメインとなるイベントが楽器別のコンクールで、このコンクールで優勝することはアイルランド音楽の世界では最高の栄誉とされています。
コンクールに出場するためには、資格を持った審査員の審査のもと各地域で開催される予選大会を経ないと出場できません。
アイルランドでは、県予選、地区予選と2つの予選大会を経て、それぞれの大会で2位以内に入らないとフラーの本戦には出場できません。
現地で放映されたフラー出場を目指す家族のドキュメンタリー番組です。
これを見るとフラーのことがよく分かると思います。
先日東京でこの大会に出るための日本予選が開催され、楽器別の日本代表が選ばれました。
アイルランドを代表するフィドル奏者オシーン・マクディアマダが日本予選の審査委員長を務めました。
コンクール終了後の審査委員長講評と結果発表の模様。
私はフィドルの他計4部門にエントリーし、4部門ともすべて8月の本戦大会に進めることになりました。
私の評価シート(評価シートは審査員の講評や演奏得点が書かれている評価表で、コンクール出場者全員に渡されます)
日本在住のアイルランド人フィドル奏者「マイキー・オシェイ(Mikie O'Shea)」が私の埼玉の実家に遊びにきてくれました。
私の実家は和紙の生産で有名な某町にあります。
以前から来てみたいと言っていたのですが、都内から以外と距離があるので忙しいところ無理に誘うのは悪いと思ってあまり積極的に誘っていなかったのですが、突然マイキーの方から明日行きたいと言ってきたのでした・・
前日の都内でのライブ明けなので、そんなに早くは来ないだろうなと思っていたら、案の定お昼頃にやってきました。
埼玉初体験というので、川越に行ってみてもいいし、長瀞辺りに行ってもいいし、秩父辺りまで足を伸ばしてもいいのですが、全てを回ることは時間的に無理なので、結局実家の近くとお隣のときがわ町付近をぶらぶらしてまったりと過ごしました。
コーク(マイキーの出身地のあるアイルランドで最も南に位置する県)のジャージを着てきたので、私はクレア(コークの隣の隣の隣の県)のジャージでお出迎え。
実家近くのパラグライダー教室にて
写真だと伝わりにくいのですが、かなりの急斜面にびびっているところを自撮りするマイキーです。
ときがわ町の河原でまったりセッション。
次回ぜひ川越、長瀞辺りに連れていってあげたいですな。もっと早く着いてくれればですが・・
帰りしな実家近くの定食屋へ。
うどん初挑戦のマイキー
16歳の若いフィドラーがトップバッター
まだフィドルを始めたばかりの大人の生徒さんもいらっしゃいましたが、とても丁寧に指導をしてくれました。
音大を卒業されたプロの奏者さんも受講されました。
オシーンのレッスン光景を傍から眺めていたのですが、オシーンのレッスンの進め方は、私のレッスンの進め方とほとんど変わりがなかったのが印象的でした。
アイルランドを代表する奏者と同じようにレッスンが出来ていることが確認できたのが収穫でした。
受講された生徒さんたちも皆オシーンのレッスンはとてもためになったと気に入ってくれたようでした。
レッスンの後にサンシャイン60の展望台に連れて行ってあげました。
東京の夜景に満足の様子。
個人レッスンの翌日はグループレッスンが開催されました。
レッスンの合間に焼きそばを食べるオシーン。日本食(?)の中では焼きそばが一番の好物だそうです。
グループレッスンの後はオシーンとオシーンの奥さんのサマンサ・ハーベイのコンサートがありました。
サマンサ・ハーヴェイはピアノの伴奏とアイリッシュダンスを担当します。
コンサートには駐日アイルランド大使のアン・バリントン女史もお見えになりました。
オシーンとサマンサの演奏です。
昨年の10月にダブリンで受けたアイルランド音楽の公認講師の資格を得るための試験「TTCT Exam」の試験結果が発表されまして、無事に合格していることが分かりました。
TTCT Examについてこちらをご覧をください。
下はアイルランド音楽協会より届いた試験に合格したことを伝えるレターです。
試験前の教育実習を受講して、試験を受けたのが昨年の10月末。
試験の結果はクリスマスくらいに分かると言われていたのですが、なかなか結果が送られてこなくて心配していたのですが、年が明けてようやっと合格結果が届きました。
5月にはアイルランドで免状の授与式があるとのことなので、参加しようかどうか考えているところです。
例年新しく認定講師の資格を得た講師たちが集まって下のような記念写真を撮るのが慣わしとなっているそうなのでぜひ授与式に出席できたらいいなと思っています。
これまではアイルランドで修行した経験があると言っても実際のところは無許可、無資格の「自称アイリッシュフィドル演奏家」、「自称アイリッシュフィドル講師」に過ぎなかったのですが、これで晴れて公式に「アイリッシュフィドル奏者(&講師)」と名乗れることになりました。
アイルランドで学んだことを自分自身のレッスンにも活かすように心がけています。
本場さながらのフィドルの演奏法を学びたい方はぜひ一度教室に体験レッスンにいらしてみてはいかがでしょうか。
レッスンのお問い合わせはこちらよりどうぞ。
来日中のアイルランドの人気バンド「We Banjo 3(ウィ・バンジョー・スリー)」のリーダーである「エンダ・スカヒル」が講師を務めるアイリッシュバンジョーのワークショップに参加してきました。
日本でもこれまで色々なアイルランドの伝統楽器のワークショップが行われてきていますが、バンジョーのワークショップは滅多にないので現地に行く機会のない方にはとても有意義なものになったと思います。
正味1時間ととても短い時間でしたが、楽器の持ち方から練習の心構えについてなど、貴重な話を聞くことができました。
ちなみに私はアイルランドでも彼のワークショップを受講したことがあり、大体どんなことを語るかは想像がついていたのですが、エンダのワークショップは基礎に重点を置いた話が中心の進め方で、ほとんど楽器を触ることがありません。
楽器の構え方など懇切丁寧に解説してくれました
使っているピックを見せてもらったのですが、以外と硬いピックを使っていてびっくり。ピックを深めに持つあたりも印象的でした。
ピックの持ち方を解説するエンダ・スカヒル
エンダの使っているピック。ジム・ダンロップ製で日本でも入手可
ワークショップの後には彼が率いる「ウィ・バンジョー・スリー」のライブを見ました。
「ウィ・バンジョー・スリー」はアイリッシュのバンドとしては珍しくバンジョーをメインにしたバンドです。
ステージ上の「ウィ・バンジョー・スリー」。メンバー全員がオールアイルランド(アイルランド音楽の全国コンクール)で入賞経験があるとても高度な技術を持ったバンドです。
ワークショップの最後に弾いてくれたエンダのソロの演奏です
アイルランドを代表するコンサーティーナ奏者「コーマック・ベグリー」のライブが代々木のアイリッシュパブ「An Solas」でありました。
私自身は直前までアイルランドに居て、演奏の準備もままならず結局競演したフィドルのマイキーとはライブ前日に、コンサーティーナのコーマック・ベグリーとは当日になって初めて一緒にリハーサルをするという超突貫工事(?)で臨みましたがとりあえず無事に演奏できてほっとしました。
ライブ前にコンサーティーナのワークショップがあり通訳を担当。
奇しくも去年も同じ時期にエデル・フォックスのワークショップの通訳を担当していて、この楽器と不思議と縁があるのですが、私自身はコンサーティーナを一度も触ったことがありません。。
ワークショップには10名以上の参加者が集まりました。
ワークショップで教える曲を譜面に書くコーマック。譜面はもちろんアイルランド音楽でお馴染みの「ABC譜」です。
コーマックのワークショップは楽器の弾き方云々よりも、音楽の内面を突いたところが多く、私にとってもとてもためになるワークショップでした。
ワークショップ終了後に一緒にライブで弾く曲を選んで1回だけ練習して会場に向かいました。
ちなみにコーマックとは顔を合わせるのも、一緒に弾くのも今回が初めてです。
ライブ会場の代々木のアイリッシュパブ「An Solas」。ちなみに目の前の写っているのが今回のライブのもう一人の共演者のマイキー・オシェイ。
ライブはまず私とコーク州出身で東京在住のフィドル奏者マイキー・オシェイが前座で演奏。
マイキーはコークとケリーのボーダーにまたがる「シュリーヴ・ルークラ(Sliabh Luachra)」という地域の出身とあってリアルに「シュリーヴ・ルークラ」のスタイルで演奏するフィドル奏者です。
彼とはこれまでに何回か顔を合わせたことがありましたが、一緒に演奏するのは今回が初めてでライブの前日に初めに音合わせをして演奏する曲を決めました。
超満員のAn Solas。
私は基本的にクレア系(?)の奏法なので、シュリーヴルークラの曲(アイルランドの音楽は地域によって弾き方や弾いている曲が異なるのです)はほとんど弾くことがないのですが、せっかくマイキーの演奏を聞いてもらうチャンスなので、なるべくシュリーヴルークラのレパートリーを選んでみました。
アイリッシュ音楽の地域性についてはこちらのページをご覧ください。
以下とマイキーと私の演目です。
・The Morning Star - Rolling in the Ryegrass (Reels)
冒頭で弾いたセットです。
シュリーヴルークラの大御所デニス・マーフィーとジュリア・クリフォードによる「The Star Above The Garter」からのチョイスです。
シュリーヴルークラ・フィドルスタイルの名盤中の名盤「The Star Above the Garter」についてはこちらをご覧ください。
・Dan O'Keeffe's Slides (Slides)
同じく「The Star Above The Garter」からのチョイス。
・Seanbhean na gCarta - Tom Billy's (Reels)
これも同じく「The Star Above The Garter」からのチョイス。
・The Kerry Hills (slow air) - The Humours of Castlefin - The Glen of Aherlow - The Killarney Boys of Pleasure - Sweeney's Buttermilk (Reels)
最初のエアはコーマックのお父さんのブレンダン・ベグリーのCDに入っていた歌が元になっています。
エアに続いて弾いたリールは東クレアのセッションではお約束になっているセットです。
「The Kerry Hills」が収録されているブレンダン・ベグリーのCD。
Glenbeigh - The Chafpool Post (Barndances)
これはマイキーのチョイス。
1曲目は「McDermott's」2曲目は「James Gannon's」という名前でも知られています。
・The Girls of Farranfore - The Braes of Auchtertyre (Reels)
どちらの曲もシュリーヴルークラ出身の大御所フィドラー「パディ・クローナン(Paddy Cronin)」の演奏からチョイスです。
「The Braes of Auchtertyre」はコーマックのCDにも収められています。
・Lucy Campbell's - Jenny's Welcome to Charlie (Reels)
どちらもセッションで登場する機会の多い定番曲です。
・The Basket of Turf - The Hags at the Churn (Jigs)
これは私のチョイス。マーティン・ヘイズとP.Joeヘイズの「The Shores of Lough Graney」というアルバムに収められいるセットをそのまま拝借。
・The Porthole of the Kelp - The Maids of the Mitchelstown (Reels)
これも同じく「The Shores of the Lough Graney」からのチョイス。東クレアの定番セットです。
・Paddy Fahey's - Paddy Kelly's Four Part (Reels)
コーマックと私二人で弾いたセットです。
曲はコーマックのチョイスです。
Paddy Kelly's Four Partは単に「Paddy Kelly's」とも呼ばれています。
・The Bucks of Oranmore - The Foxhunter's (Reels)
コーマック、マイキー、私の3人で弾いたセットです。
コーマック・ベグリーのステージ
コーマックの演奏を生で聞くのは今回が初めてでしたが、まるで楽器が生きているかのようなダイナミックな演奏で、衝撃的でした。
バリトンコンサーティーナに持ち替えての演奏
超ミニ・コンサーティーナが登場
今回が初共演となったマイキーとコーマックのデュエットもとても良かったです。
二人とも出身地が近いのできっと息の合った演奏になるだろうと思っていましたが、期待通りリアルなアイルランド南西部の演奏を聞かせてくれました。
マイキー(左)とコーマック(右)の共演
私にとっては、思いもかけずアイルランドを代表する演奏家と一緒に弾く事ができてとてもよい経験になりました。ライブを企画してくれた方々に感謝したいと思います。
ライブ会場の特設「出張・ケルト市」。商品の大半は私がアイルランドで仕入れてきたものです。
東京国際フォーラムで開催された「全国賃貸オーナーズフェスタ in 東京」というイベントの席でアイリッシュ音楽を演奏してきました。
アイルランドの音楽とは何の関係もないようなイベントなのですが・・・
なぜかここでアイリッシュダンスとアイリッシュ音楽を披露することに・・・
今回はフィドル(私)とフルートとアイリッシュハープの3名の構成で演奏。
本邦初の「ケーリー・バンド・コンペティション」に出場しました。
「ケーリーバンド(Ceili Band)」とはアイルランドの伝統的なダンスの一つであるセットダンスというダンスのための伴奏をするバンドのことです。
「ケーリー(Ceili)」とはアイルランド語で「集会」とか、「集まり」といった意味で、現在ではセットダンスを踊る集まりの「ケーリー」と呼んでいます。
本国アイルランドにはたくさんのケーリー・バンドがあって、有名な演奏家がメンバーになっているバンドも少なくありません。
毎年夏に開催されるフラー・キョールという世界最大のアイリッシュ音楽のフェスティバルではケーリーバンドの世界大会が行われていて、フェスティバルのハイライトとなっています。
今回の日本で開催されたコンペティションは、アイルランドのセットダンスの名講師パット・マーフィー氏の来日に合わせ、特別に開催された日本初のケーリーバンドのコンクールでした。
私は普段はバンドでの活動はしていないのですが、今回特別に即席のバンドを結成しコンペティションに参加することになりました。
即席のバンドだったので、成績はたいしたことなかったのですが、パット・マーフィーさんから有り難いコメントを頂きました。
パット・マーフィー氏による講評
「マーティン・ヘイズに似ているね」とコメントしてありました。
アイルランドのコンペティションに出たときにも言われたことがあったのですが、憧れの演奏家に似ていると言われるとやっぱりうれしいですね。
コンペティションの審査員を務めたパット・マーフィー氏(右)と駐日アイルランド大使のアン・バリントン氏。表彰式にはアイルランド大使も駆けつけてくれました。
所沢市で行われたチャリティー行事で演奏してきました。
「小手指」はけっこう難読地名かも・・
演奏が終わった後近くの八国山緑地を散策してみました。
となりのトトロに出てくる「七国山」はこの「八国山」がモデルになっているそうです。
東京都北区の区民講座と、東京都多摩市の自治体主催イベントで演奏をしてきました。
北区の講座は「来たKITAオリパラプロジェクト」の一環で開催された「奥深きケルトの踊りと音楽の世界」という講座でした。
多摩市のイベントは聖蹟桜ヶ丘で開かれた「アイルランドDay」というイベント。
フィードロとはいったいどんな楽器なんでしょう??(笑)
満員御礼
埼玉県小川町の「カフェと野菜 げんきの木」さんで演奏させていただきました。
あいにくの空模様だったのですが、予想以上に多くの方が足を運んでくださいました。
小1時間の演奏+交流会という予定だったのですが、予定を遥かにオーバーする15セットを演奏させていただきました。
事前に準備する時間が少なかったので、演奏した曲目は先日のムリウイでのライブで弾いたセットがほとんどですが、新しいセットも少し披露させていただきました。(ついでに最近始めたアイリッシュハープも初披露させていただきました)
以下演奏したセットです。
① The Callan Lassies - Pipers Despair (Reels)
ムリウイ@祖師ヶ谷大蔵でも弾いたセットです。
② The Donegal Jig - Princess Nancy (Jigs)
これもムリウイで演奏したセットです。
③ Jimmy Lyon’s - The Rookery (Strathspey - Reel)
同じく祖師ヶ谷大蔵セットから。Jimmy Lyon'sは須貝さんのフルートのソロで。
④ The Humours Of Castlefin - Lafferty’s - Killarney Boys Of Pleasure (Reels)
東クレア定番のセット。楽器の紹介を兼ねてフィドルのソロで弾きました。
⑤ Jennifers Waltz - Larkin’s Beehives - Hanly’s Tweed (Waltz - Reels)
これも前回のレパートリーからの蔵出し。
⑥ Amhran na Leabhar - The Man Of the House - Bonkers In Yonkers (Slow Air - Reels)
ここでようやっと新ネタ(?)登場。1曲目と2曲目は須貝さんのチョイス。エアはフルートのソロで。3曲目はCherish
the Ladiesのフルート奏者「ジョニー・マッデン」が作曲したトリッキーなリール。
The Cherish the Ladiesによる「Bonkers in Yonkers」の演奏。
普通のアイリッシュフルートの須貝さんにはかなりトリッキーだったそうです。
⑦ Fisherman’s Island - Pride of Rathmore (Reels)
蔵出しセット、アゲイン。
⑧ Down By The Salley Gardens
休憩を挟んで第2部はこの曲でスタート。アイリッシュ・ハープのソロで演奏しました。
⑨ Tubber Fair - The Traditional Jig (Jigs)
続いてエド・リーヴィーが作曲したジグを2曲続けて。ライブ初登場のセットです。
⑩ The Coachman's Whip - Johnny Harling's (Reels)
これも初登場のセット。須貝さんのチョイスによるセットで、1曲目はヴィンセント・ブローデリック、2曲目はリズ・キャロルの曲です。
⑪ The First Pint - The Flying Wheelchair - The Humours of Derrycrossane (Jigs)
同じく初登場のセット。フルートとフィドルのデュエットのお手本(?)ケヴィン・クロフォードの「In Good Company」に入っていたセットからチョイスしました。
⑫ The Bag Of Money - A Parcel Of Land (Reels)
前回のムリウイで弾いたセット。私はフィドルをバンジョーに須貝さんはフルートをホイッスルに持ち替えて弾いてみました。
⑬ Gan Ainm - The Ivy Leaf
新しくリパートリーに取り入れたセット。1曲目はタイトルが分からずじまいだったのでとりあえず「Gan Ainm」とすることに。。やや"トリッキー"な感じに聞こえる曲ですが、演奏してみるとそうでもないちょっと変わった曲です。
ソースとなった演奏が↑コチラ↑
⑭ Leitrim Buck’s - The Foxhunter’s Reel (Reels)
最後のセットもムリウイで弾いたセットからのチョイス。
⑮ The Tarbolton - The Longford Collector - The Sailor’s Bonnet (Reels)
ありがたくもアンコールを頂いたので、最後の最後に超ど定番のセットで締めさせていただきました。
祖師ヶ谷大蔵のカフェ「ムリウイ」でのライブ、無事に終わりました。
ライブにお越しくださった皆様、ありがとうございました。
今回のライブでは最近の演奏家が作曲した曲をひいてみました。
以下はライブの演目です。
1. Sporting Paddy - John Doherty's - McFarley's (Reels)
1部の最初のセットです。
一昨年来日したダブリン出身のフィドル奏者「パディ・グラッキン(Paddy Glackin)」のCD「In Full Spate」に入っているセットをまるごと拝借。
1曲目はドネゴールバージョンのSporting Paddy。2曲目のJohn Doherty'sは2ndパートが9小節あるちょっと変わった曲。3曲目は「Maids of Castlebar」のドネゴール・バージョンです。
2. An Paistín Fion - John McHugh’s (Jigs)
1曲目はコンサーティーナ奏者のメアリー・マクナマラ(Mary MacNamara)の演奏から学びました。彼女のCD「Blackberry Blossom」にも収録されていますが、私のバージョンはCDとはちょっと違います。先日来日したコンサーティーナ奏者のイデル・フォックス(Edel Fox)は同じ曲の"Cナチュラルバージョン"をワークショップで教えていました。2曲目は最近よく弾いている曲です。
3. The Ceilier - Braian Quinn's (Reel)
2曲ともCavan出身のフィドル奏者「エド・リーヴィー(Ed Reavy)」が作曲した曲です。ゴールウェイ出身のフィドル奏者「ブリーダ・ケヴィル(Breda Keville)」のCD「Hop Down」に同じセットが収録されています。
私が弾いたバージョンはとゴールウェー出身のフルート奏者「パディー・カーティー(Paddy Carty)」の演奏を参考にしています。
4. The Wild Geese - The Limerick Lasses (Air - Reel)
アイルランドの大学の伝統音楽コースに通っていた時に宿題で「Rebellion of 1798(アイルランドで1798年に起こった反乱)に関連した曲について調べ演奏する」というのが出て、その時に初めて覚えたのがこのエアです。
当時はエアを弾き慣れていなくて学校では散々な演奏をしましたが、今ではお気に入りの一曲になりました。
エアに続けて弾いたリールは4パートの「Limerick Lasses」。
ニューヨーク出身のフィドル奏者「キャサリン・コリンズ(Kathleen Collins)」のCDから学びました。
5. Paddy Canny’s Toast - Paddy Fahey’s (Reels)
1曲目はLeitrim出身のフィドル奏者「チャーリー・レノン(Charlie Lennon)」が作曲した曲です。2曲目はゴールウェー出身のフィドル奏者「パディー・ファヒー(Paddy Fahey)」によって作曲されました。
6. The High Hill - Maud Miller (Reels)
1曲目は3セット目の曲と同じくエド・リーヴィー作曲の曲。2曲目は比較的「common」な曲?ではないでしょうか。2曲ともゴールウェー出身のコンサーティーナ奏者「クレア・ケヴィル(Claire Keville)」とクレア在住のフィドル奏者「ジョン・ウィアー(John Weirr)」、ハープ奏者の「Eithne Ni Dhonaile」の3人で出したCD「An Tri is a Rian」から拝借。
7. The Donegal Jig - Princess Nancy(Jigs)
このセットからフルートの須貝知世さんに参加していただきました。
1曲目はPeg McGrath(フルート), Kathleen Smyth(フィドル), Mary Mulholland(ピアノ)の3人の女性奏者による、フルートとフィドルのデュエットアルバムの大名盤「Cherish the Ladies」から学びました。2曲目はシカゴ出身のフィドル奏者「リズ・キャロル(Liz Carroll)」が作曲した曲です。
8. The Callan Lassies - Pipers Despair (Reels)
こちらもPeg McGrath(flute), Kathleen Smyth(fiddle), Mary Mulholland(piano)によるアルバム「Cherish the Ladies」から拝借しました。
彼女たちのCDでは2曲目は「The Flowing Bowl」と呼ばれています。
9. Jennifers Waltz - Larkin’s Beehives - Hanly’s Tweed (Waltz - Reels)
1部最後のセット。3曲ともティペラリー出身のフィドル奏者「アイリーン・オブライエン(Eileen O'Brien)」の演奏から学びました。2曲目、3曲目はアイリーンのお父さんの「パディー・オブライエン(Paddy O'Brien)」によって作曲された曲です。
10. The Fairy - The King Of The Pipers (Slip Jig - Jig)
2部の最初のセットです。2曲とも1部の最初に弾いた曲と同じく「パディー・グラッキン(Paddy Glackin)」のCDから学びました。
11. Leddy From Cavan - Paddy Fahey’s (Reels)
1曲目は再びエド・リーヴィー作曲の曲。
2曲とも1部の6セット目と同じくクレア・ケヴィル、ジョン・ウィアーとEithne Ni Dhonaileによる「An Tri is a Rian」から拝借しました。
12. Kenmare Bay - Lough Fada (Hornpipes)
今回唯一のホーンパイプのセット。2曲ともコーク出身のフィドル奏者「ジョン・ドワイヤー(John Dwyer)」によって作曲されました。
13. The West Wind - For The Sake Of Old Decency (Reels)
ゴールウェー出身のフィドル奏者ブリーダ・ケヴィルのCDに入っていたセットを拝借しました。1曲目はウィリー・クランシー(Willie Clancy)の演奏も有名です。
14. The Woods Of CaolRua - Karen's Delight (Jigs)
2曲とも先ほどのホーンパイプと同じくジョン・ドワイヤーが作曲した曲です。彼のソロCD「The Dursey Sound」に収録されているほか、先日来日したコンサーティーナ奏者「イデル・フォックス」のCD「Sunny Banks」にも入っています。
15. Feabhra - P.Joe's - The Mountain Lark - Tom Doherty’s (Reels)
マーティン・ヘイズ(Martin Hayes)がよくライブで弾いていたセットです。1曲目はパダー・オリアダ(Peadar O'Riada)が作曲した曲。2、3曲目はタラ・ケーリー・バンドでもお馴染みのセット。マーティン本人は最後のトム・ドハティーズはマーティン風にBパートでトリプレットを多用するバージョンにトライしてみましたが、ちゃんとキマらなかったのが残念。。
16. Fisherman’s Islnad - Pride of Rathmore (Reels)
このセットから再びゲストの須貝知世さんに参加してもらいました。
1曲目はまたまたエド・リーヴィーが作曲した曲です。2曲目は一番最初はフィドル奏者のモーラ・オキーフ(Maire O'Keffe)のワークショップで聞きました。ワークショップでは3パートバージョンを教えたのですが、本人のCDでは2パートバージョンで弾いています。私のバージョンはモーラのバージョンの他にフルート奏者のマイク・ラファティー(Mike Raffatty)の演奏も参考にしています。
17. Jimmy Lyon’s - The Rookery (Strathspey - Reel)
こちらは須貝さん選曲のセットです。1曲目はストラスペイ(strathspey)というタイプの曲で、スコットランドでよく演奏されるタイプの曲です。2曲目はヴィンセント・ブロードリック(Vincent Broaderick)が作曲した曲です。
18. The Bag Of Money - A Parcel Of Land (Reels)
2 曲ともフィドル&ピアノ奏者チャーリー・レノン(Charlie Lennon)が作曲した曲です。フィドル奏者Frankie GavinのCD「Frankie Goes Town」から学びました。フランキーのCDでは「The Dowry Reels」と呼ばれています。
19. Leitrim Bucks - The Foxhunter’s Reel (Reels)
最後のセットの曲です。
1曲目はセッションチューンとしてもお馴染みのバックス・オブ・オランモア(Bucks of Oranmore)にそっくりな曲。フィドル&バンジョーのジョン・カーティー(John Carty)からゲットしました。フルートとの相性が良いみたいで、Frankie Gavin(フルート奏者として)やジューン・マコーマック(June McCormack)などが取り上げています。
2曲目のフォックス・ハンターズはセッションチューンとしてお馴染みの曲です。遊びどころがいっぱいあるので、ライブの最後によく弾いています。
20. Tarbolton - The Longford Collector - The Sailor's Bonnet (Reels)
嬉しいことにアンコールを頂けたので、最後の最後はこのセットで締めさせていただきました。セッションでも定番のセットです。
クレア出身のフィドル奏者パット・オコーナーのワークショップに行ってきました。
パットは私がアイルランドで住んでいた「フィークル村」の在住で、フィークルに住んでいた時には大変お世話になった方なのです。
フィークルフェスティバルでもパットのワークショップがありましたが、行く機会がなかったので、久しぶりの再会も兼ねてワークショップに行ってみました。
「セッションワークショップ」とはあまり聞き慣れない名前のワークショップなのですが、日本ではこういうワークショップがあってもいいのかもと思いました。
アイルランドから来日中のコンサーティーナ奏者、「エデル・フォックス(Edel Fox)」のワークショップがあり、ワークショップの通訳を担当させていただきました。
彼女とはリムリック大学の音楽コースで同級生だったのですが、長いこと連絡を取っていなかったので私のことは覚えていないだろうと思っていたら、ちゃんと覚えていてくれたので大感激。
専門の楽器ではないのでちゃんと通訳できたかどうかかなり怪しいですが、ワークショップはとても内容の濃いものでした。
どんな楽器でも大事なのはやっぱり基本なんだなということを改めて認識させられました。
ワークショップの後のミニコンサートでも一緒に演奏しました。
2月1日と3月1日に横浜と東京でライブをやります。
週末の土曜日に浅草で行われたアイルランドの料理をテーマにしたイベントで演奏させていただきました。
アイルランドのお料理をテーマにした著作が多数あるフォトエッセイストの松井ゆみ子さんが手がけたイベントで、浅草のライオンビルで開催されました。
会場となったライオンビルは普段は撮影スタジオとして利用されている他、様々なイベント会場としても使われていて、マーティン・ヘイズがライブをやったこともあるそうです。
マーティン・ヘイズも同じ会場でライブをやっていたとは・・
一階の物販コーナー。Avocaやビューリーズの紅茶など私にとっては懐かしい品々がたくさん並んでいました。
二階には特設のカフェとパブが出現
ギネスシチュー(限定30食!)を頂いてみました
こちらが三階のライブ会場
肝心の演奏の方は、私は滅多に人前で演奏することがないだけに、とても緊張してしまい、手に汗を握るような演奏だったと思います。。。
たまに人前で弾くと色々と学ぶことが多くあり、自分の演奏の励みになるので、機会があれば今後も演奏させていただきたいと思います。
次回はもっと曲の合間に気の利いたトークが出来るよう訓練しておきますので、よろしくお願い致します。
月に一度さいたまで開催されているマルシェでアイリッシュ音楽のセッションをやっています。
セッションとは音楽が好きな人たちがめいめいに楽器を持ち寄って一緒に弾いて楽しむ、パーティーのような演奏会です。
本国アイルランドではパブでやっていることが多いですが、私の住むさいたまの田舎にはアイリッシュパブはなく、セッションという言葉も馴染みがないので、なかなかアイルランドで参加していたような「セッション」をできるところがありません。
基本的に私はコンサートやライブ形式の演奏形態よりも皆でわいわいと楽しむようなパーティーっぽいセッション形式の演奏の方が好きなので、なんとかどこかでセッションができないかなと思っていました。
普通セッションは夜にやっているものですが、さいたまの田舎で夜にしてしまうと近場の人しかこれません。
近場にアイルランド音楽を弾く人はいなそうなので、都内など遠方からも集まってもらいたいと思うと休日の昼間の方がよさそうです。
休日の昼間に集まって皆でわいわいと音楽を弾ける環境はどんなところなんだろうと考えていたら、地元で月に一度開催されている屋外マルシェを思い出しました。
マーケットの片隅でのセッションならマーケットのBGM代わりにもなるだろうし、マルシェは朝から夕方までやっているので参加しやすい時間だけ来てもらえればいいので遠方からも参加しやすいです。
マルシェの主催者さんもOKしてくれたので、毎月第3日曜日の屋外マルシェの日にセッションをやらせてもらっています。
誰でも自由に参加できるオープンセッションなので、こちらをご覧の方で興味のある方はぜひご参加ください。
地元にアイリッシュを演奏する人を増やしたいと思い、マルシェをやっている施設でティンホイッスルのレッスンもやっています。
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こんな感じのマルシェです
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こんな感じでマルシェの片隅でセッションをやっています。
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色々な珍しい楽器があるので子供たちは興味津々です。
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マルシェではティンホイッスルのレッスンもやっています。
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成城大学で開かれたアイリッシュダンスの市民講座で、アイリッシュダンスの伴奏と、アイリッシュ音楽で使われている楽器の解説&演奏を務めさせていただきました。
1時間の講座でアイルランド音楽の全てのことを伝えるのは簡単ではありませんが、アイルランドの音楽で使われているだいたい楽器は説明出来たのではなかったかなと思っています。