4年ぶりにアイルランドにやってきました。
2週間の滞在予定で、最初の一週間はアイルランド伝統音楽の公認講師の試験の受験でダブリンに滞在し、残りに一週間は4年前に住んでいたクレア州のフィークル村に泊まる予定です。
アイルランド伝統音楽の公認講師試験の模様はこちらのページをご覧ください。
アイルランドのフラッグキャリア、エアリンガスでダブリンへ
機内販売のメニューに載っていた「クリスプ・サンドイッチ」なるものを買ってみました。
テイトー(アイルランドのポテチ)と食パンとバターがセットになっています。
パンにバターを塗ってポテチを挟むだけなのに3.5ユーロ(460円)もするなんて・・
アイルランドの人の味覚はよく分からんと思いつつ、久々に食べたテイトーの味に懐かしさを感じました。
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空港で借りた2週間の旅の友となる「ルノー・トゥインゴ」。
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ヘンリーストリートから見たダブリン尖塔
アイルランドに着くなり向かった先はスーパーマックス
朝マックならぬ朝スーパーマックス、「フルブレックファスト」です。
アヴォカのギフトショップ。4年前にもあったけど、その頃は日本にアヴォカが上陸は思ってもいませんでした・・
ダブリンの老舗日本料理店「Yamamori」の居酒屋。
Yamamoriは昔からあったけど、これは4年前はなかった
なぜか中日新聞の看板が・・他に中日スポーツの看板もありました。
相棒のトゥインゴと共にフィークルに到着。
4年ぶりのペパーズ。ペパーズは開業200年以上の伝統のあるパブです。
フィークルでの滞在先「ロックナーンズ」
フィークル唯一のホステルです。
10人部屋のドミトリーですが、泊まっているのは私一人。
フィークルのメインストリートにある「ショーツバー (Shortts Bar)」でチャリティーセッションをやっていました。フィークルに戻るなりいきなりセッションに参加することに
地元のオールスターが勢ぞろいしたビッグセッションです。
お隣に住んでいたフィドルのおじいちゃん、ヴィンセント・グリフィンにも再会。
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前に住んでいたアイルロッジに寄ってみました。今はアメリカ人が住んでいるそうです。
大家さんの家にも行ってみました。
4年前は廃墟だった大家さんの家の離れが綺麗になっていてびっくり
上の写真の4年前はこうでした。
大家さんの子供たちと一緒に
大家さんの飼い犬とも再会。4年前8歳だったので現在12歳
4年前の姿。
翌日は午前中に東ゴールウェイへ。
4年前にフィークルに住んでいた時から行きたかったある場所へ。
やってきたところは沢山の風車が立ち並ぶDerrybrienのWindfarm
地図で見るとこんな所です
拡大した地図がこちら
赤丸で囲んだところに「Earl's Chair」書いてあります。
アイルランド伝統音楽には「Earl's Chair」という名前のリールがあります。
もともと「Earl's Chair」は東ゴールウェイのフルート奏者が作曲した曲で、曲のタイトルは東ゴールウェイの森にある「Earl's Chair」という岩の名前から取ったそうです。
たまたま地図を広げて眺めていたら「Earl's Chair」の文字が目に留まりました。
場所的には東ゴールウェイなので、きっとこれが「Earl's Chair」の岩に違いないと思い、いつか行ってやろうと思いつつ4年前に住んでいた時は行きそびれてしまったのです。
というわけで、「Earl's Chair」を探して森の中へ入ったものの、下がものすごくボギー(boggy)で、歩けたものではありません・・・
ちゃんとした登山用品を持ってきていなかったので、敢え無く敗退・・
フィークルに戻る途中フラッグマウントで給油。むき出しの給油機が並ぶ典型的な田舎のガソリンスタンドです。
フラッグマウントから眺めたグレイニー湖(Lough Graney)。湖の向こう側にはマハラ山(Maghera Mountain)が見えます。
グレイニー湖のほとり。(Shores of Lough Graney)
フィークルの隣村のスカリフのコンビニに寄ります。セントラは4年前と変わらず。
旧道(オールドロード)を通って、お隣さんのお宅に向かいます。
車一台通れるだけの幅しかなくても制限速度は80kmなのです。
曲がりくねった田舎道を進みます
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向かった先はお隣のフィドル弾きのおじいちゃん、ヴィンセント・グリンフィンのお宅です。ヴィンセントは見た目も演奏も4年前とほとんど変わっていません。
私のフィドルに興味津々
4年前とは違うヴァイオリンです。
さっそくセッション
セッションの後は食事をごちそうに
これぞアイルランドの普通の家庭料理
上からじゃがいものマッシュ、チキン&スタッフィング、ニンジンのマッシュです。
ヴィンセントの家に飾ってあった自分の子供たちと一緒に写ったヴィンセントの写真。
フィドルのコンクール(フラー)で優勝した時に撮った写真だそうです。
高台から見下ろしたヴィンセント邸と元Taka邸。
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ヴィンセントのお宅の次はフィークルのもう1人の隣人宅へ
アイルランド田舎生活のEさん方にお邪魔しました
フィークルで一番近くに住む日本人です
Eさんの娘さん。馬はEさん家の自家用馬だそうです。
鞍を付けずに乗れるのがすごい
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この日の夜はペパーズのセッションへ
4年前はほぼ毎週行っていたペパーズの週一セッション。タラ・ケーリー・バンドのマーク・ドネランと再会してきました。
4年前もセッションの常連だった地元の高校生。現在は大学生?
4年前はフルートしか吹いていなかったのが、今はイリアン・パイプスもやるように。
前回行きそびれたイングリッシュマーケットへ
マーケットの中はこんな感じです。
とても活気のある所でした。
イングリッシュマーケットで見つけた変わったもの
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コークではもう一か所行きたいところがありました。
コーク市内のサウス・モール(South Mall)にある「Great War Memorial」という所です。ここは第一次、第二次世界大戦で戦死したアイルランド人兵士を慰霊する所だそうです。
「Great War Memorial」の片隅には広島と長崎の原爆の犠牲者を慰霊する碑があるのです。
コーク市のすごくメジャーな場所にあるのに、これがあることを知っている日本人は超少ないです。地球の歩き方にも載っていません。
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コークからの帰り道の途中にあるチャールヴィル(Charleville)という町には「Kimono」という名前の洋服屋さんがあります。
本店はリムリック州のニューキャッスルウエストにあります。本店には4年前に行きました。こちらのページで本店を紹介しています。
コークからの帰り道に遭遇した、日本(東京)ではあまり見ない光景。前を走っているのは馬を載せたトレーラーです。
クレアの州都エニスでは伝統音楽のフェスティバル「エニス・トラッド・フェスティバル」が開催されていました。
フェス中はエニス中のパブでセッションがあります。
エニスのメインストリート「オコンネル・ストリート」
セッションが始まる前にエニスの町を散策。
ここはエニスのオコンネル・スクエア。高い塔はオコンネル像です。
エニスといえばカスティーズ。
楽器、CD、楽譜など伝統音楽関連のものが何でも揃います。
カスティーズの店内。
カスティーズのフィドルの棚
バンジョーも豊富です。
こちらはアイルランド音楽家協会のエニス支部「Cois na hAbhna (クシュナハウナ)」。アイルランド音楽やダンスを習えます。私はここの教室に通っていました。
クシュナハウナにはイリアン・パイプス奏者のプレートが貼ってあります。
タラ・ケーリー・バンドの初代リーダーの「ショーン・リード(Seán Reid)」です。クレアの音楽の歴史においてとても重要な役割を果たした偉大な奏者の一人です。
町の本屋さんに入ったら、イースター蜂起関係の本がたくさん並んでいました。来年はアイルランドがイースター蜂起から100周年ということで、関連行事が多く行われるそうです。
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色々なセッションを見て回ります。
フェスティバル中のセッションとあってどこも大賑わい。
普通に飲んでいるお客さんよりも弾いている人の多いです。
若手の演奏家が多いセッション。
演奏スピードが速いのなんのって・・
私のフィドルの先生、「ジョーン・ハンラハン」とフルートの「ブリード・オゴーマン(Bríd O'Gorman)」がホストを務めるセッション
オープンエアセッションでお馴染みのアントン・マガワン氏のインドア・セッション
こちらはアイリーン・オブラインとマーティン・コノリーのセッション
タラ・ケーリー・バンドのマーク・ドネランもセッションのホストを務めていました。一緒に弾いているは甥っ子のブライアン・ドネランとブリード・ダン(Bríd Dunne)です。ブリードはビョーガ(Beoga)の二ーヴ・ダン(Niamh Dunne)のお姉さんです。
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セッションと合わせてCDローンチ・コンサートへ
フィドルのクレア・イーガンのCD発売記念ライブです。
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あっという間に2週間が過ぎいよいよ明日が帰国日。
帰国前日はティペラリー州のセッションに行きました。
ティペラリー州の「ラーキンズ」。バンジョーのジェリー・オコナーやフィドルのアイリーン・オブライエンの地元にあるパブです。
ここのパブは雰囲気がすごく良くて4年前もよく通っていました
こちらはアイルランドを代表するバンジョー奏者「ジェリー・オコナー」のお父さんのリアム・オコナーです。たしか90近かったと思いますが、今でもほぼ毎週セッションで弾いているそうです。
パブの店内にはティペラリー州のハーリング*チームの写真が飾られてありました。2010年のオールアイルランドで優勝した時の写真です。 *アイルランドの国技
皆に明日帰国するといったら、シンガーのノーラ・バトラーさんがフェアウェルソングを歌ってくれました。
セッションの後一旦フィークルに戻って荷造りをして、夜通し走ってダブリンへ。写真は分かりにくいけどM7(高速道路)の料金所です。
どうにかチェックインにも間に合って、無事に搭乗口へ
アムステルダム経由で帰国の途に就きました。
エアリンガスの機内誌「Cara」。アイルランド語で友達という意味だそうです。
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ダブリンで受験した試験の成績次第では来年の春にまたアイルランドに行けるかもしれません。
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