アイリッシュ音楽以外のアイルランド音楽

 

 アイリッシュ音楽というと、フィドルやイリアン・パイプス(アイルランドのバグパイプ)、ハープ(竪琴)を使った、アイルランド古来の伝統音楽のことを指すことが多いですが、アイルランドの人たちが皆伝統音楽を聞いているわけでもありません。

 

 「商業的な観点」からいうと、アイルランドの伝統的な音楽よりも、ロックやポップスなどのいわゆる一般的な音楽の方が人気があります。

 

 このページではシンガーソングライターやロックバンド、アイドルグループなど、アイリッシュ音楽以外のアイルランド人アーティストたちを紹介しています。

 


 

目次

 


 

日本のヒット曲のカバーに挑戦したこともあった「ノーランズ」

 

アイルランドの音楽 CD

 

 ノーランズはダブリン(とイギリスのブラックプール*)出身の5人姉妹によるユニットです。(姉妹の両親はダブリン出身のアイルランド人ですが、1960年代にイギリスのブラックプールへ移住したため、末っ子はブラックプールで生まれています。)

 

 1980年にリリースした「ダンシングシスター(原題: I'm in the mood for dancing)」でよく知られています。

 

 1991年に日本のヒット曲に英語詞を付けてカバーする「逆カバー」に挑戦し、同年の日本レコード大賞企画賞を受賞しています。

 

 その後、姉妹の結婚や出産、育児、またそれぞれのソロ活動などで、ノーランズとしての活動は休止していましたが、2009年に再結成し新しいアルバムもリリースしました。

 

ノーランズ最大のヒット曲「ダンシングシスター」

2009年に再結成しアイルランドの芸能番組「レイト・レイト・ショー(Late Late Show)」に出演した時の模様です。

 

同じ曲の日本の音楽番組に出演した時の模様。(1980年代前半の映像)

 

ダンシングシスターは、80年代後半~90年代前半に人気を博したアイドルグループ「ウインク」のカバー版もヒットしました。

 

ダンシングシスターは吹奏楽のアンサンブルの定番曲としてもお馴染みになっているようです。

 

1991年にノーランズは日本のヒット曲をカバーする「逆カバー」に挑戦。プリンセスプリンセスやウインク(ウインクはノーランズのダンシングシスターをカバーしています)、太田裕美の代表曲を収めたアルバムをリリース。同年の日本レコード大賞企画賞を受賞しました。

 

こちらはプリンセスプリンセスの「M」のカバー

 

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デビュー当時はU2を超えるかもと言われた「アズラン (Aslan)」

アイルランド アズラン
アズランのライブ(パブ・ギグ)のチケット

 アズランはダブリン出身のクリスティ・ディグナム*(Christy Dignam)を中心に1982年に結成された5人組のバンドです。* (ダイグナムとも)

 

 1986年にメジャーデビューし同年のアイルランドの音楽誌「ホットプレス」が選出する「Most Promising New Band Award (最も期待されるバンド賞)」に選ばれています。

 

 デビューアルバムはアイルランドのヒットチャートで1位となり、アイルランドの音楽業界では「U2」を超える存在になるのではと言われていたそうですが、ボーカルのクリスティ・ディグナムのドラッグ問題や、メンバー間の軋轢により1988年に活動を休止、その後5年以上表舞台から遠ざかることになります。

 

アイルランド アズラン
アズランのボーカル「クリスティ・ディグナム」

 

 1993年より再び活動を開始し、同年にリリースしたシングル「クレイジーワールド(Creazy World)」がヒット。

 

 その後はコンスタントに作品を発表し、国内、国外ツアーも頻繁に行っています。

 

 代表曲の「ティスイズ (This is)」はU2もカバーしています。

 

アズランのデビューシングル「ディスイズ (This is)」のオリジナルPV

 

「ディスイズ」のライブ編。ダブリンのライブハウス、「ヴィカーストリート(Vicar Street)」で収録されたライブDVD「Made in Dublin」より抜粋。

 

「ディスイズ」のU2バージョン

 

アズランの代表曲「クレイジー・ワールド」。RTE(アイルランドの国営放送局)の人気スポーツバラエティ番組「Up for the Match」に出演した時の演奏。

 

アイルランドの音楽 CD
アズランのベストアルバム (クリスティのサイン入り)

 

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イリアン・パイプスをフィーチャー「In Tua Nua」

 

アイルランドの音楽 CD

 

In Tua Nua」は1980年代前半にダブリンで結成されました。

 

「In Tua Nua」はアイルランド語で「新しい部族」という意味だそうです。

 

フィドル(ヴァイオリン)やイリアン・パイプス(アイルランドのバグパイプ)をフィーチャーしたサウンドが特徴です。

 

イリアン・パイプスを担当していたヴィニー・キルダフ(Vinnie Kilduff)はティンホイッスル奏者としても有名で、ウォルトンズより教則ビデオをリリースしています。

 

フィドルを担当していたスティーヴ・ウィックハン(Steve Wickham)はシャロン・シャノンも在籍したウォーターボーイズにも在籍しています。

 

「In Tua Nua」はメンバーを替えながらも2011年*現在も活動を続けています。(*2018年現在も活動を続けています。)

 

In Tua Nuaの代表曲「All I Wanted」

 

「In Tua Nua」でイリアン・パイプスを担当したヴィニー・キルダフのティンホイッスルの演奏。

 

ティンホイッスル 教則DVD

ヴィニー・キルダフが講師役を務めるティンホイッスルの教則DVD

 

「In Tua Nua」でフィドルを務めたスティーヴ・ウィックハンが在籍する「ウォーターボーイズ」とシャロン・シャノンの共演。(シャロン・シャノン自身もメンバーだった)

 

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映画「ユーガットメール」の主題歌を歌った「クランベリーズ」

 

アイルランドの音楽 CD

 

クランベリーズはアイルランド西部のリムリックで結成されたバンドです。

 

かなりメジャーなバンドなので、詳しく説明する必要もないと思いますが、クランベリーズといえば映画「ユー・ガット・メール」の主題歌や、CMなので使われた「ドリームス」という曲がよく知られています。

 

1989年に結成し一時期活動を休止していた時期もありましたが、2009年より活動を再開して以来コンスタントに活動を続け、2019年には新しいアルバムをリリースする予定でしたが、2018年1月にボーカルの「ドロレス・オリオーダン」が急死してしまい、今後の動向は不明のままとなっています。

 

クランベリーズの代表曲「ドリームス」

 

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アイルランドのジャニーズ系グループ? 「ボーイゾーン」

 

アイルランドの音楽CD

 

ボーイゾーン」はアイルランドのアイドルグループの代表格といえるグループです。

 

リーダー格の「ローナン・キーティング」はアイルランドを代表するのイケメン・シンガーとして多くの女性ファンから人気を集めています。

 

ボーイゾーンの「A Picture of You」。1997年の映像なのでだいぶ古い感じがしますね。

 

ボーイゾーンが2010年にリリースした「Gave it all Away」。私がアイルランドに住んでいた時にラジオやテレビでよく流れていた曲です。

 

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チャリティー活動にも熱心なイケメン歌手「ローナン・キーティング」

 

アイルランドの音楽 CD

 

ローナン・キーティングはボーイゾーンの大半の楽曲でリードボーカルを務める、ボーイゾーンの顔ともいうべきシンガーです。

 

ボーイゾーンの活動と並行してソロシンガーとしても活動しています。

 

アメリカのブルーグラス歌手アリソン・クラウスが歌った「When You Say Nothing At All」のカバーし大ヒット。

 

同曲は映画『ノッティングヒルの恋人』のサウンドトラックに使われました。

 

ローナンは自身の母を乳癌で亡くしたことから、乳癌と闘う女性を支援する「Marie Keating Foundation」というチャリティ基金を創設し、チャリティ活動にも取り組んでいます。

 

ローナン・キーティングの代表曲「When You Say Nothing At All」

 

アイルランド サイクリング

私が参加したキルデア開催されたサイクリングイベントの主催者がローナン・キーティングが設立した「Marie Keating Foundation」でした。イベントの参加費がチャリティとして使われるそうです。

 

アイルランド ピンクリボン

ピンクリボンデーの頃に出回る「Ballygowan (アイルランドで一番有名なミネラルウォーター(多分・・)」のピンクリボンデー・バージョン。ここにも「Marie Keating Foundation」のマークが。

 

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アイルランドの可愛い魔女「ビー・ウィッチド(B*Witched)」

 

アイルランドの音楽 CD

 

ビー・ウィッチド」はダブリン出身のエディル・リンチとキーヴィ・リンチの双子の姉妹を中心に結成されたグループです。

 

エディルとキーヴィの兄のシェーン・リンチはアイルランドを代表するトップアイドルグループ「ボーイゾーン」のメンバーの一人です。

 

1998年にデビューしデビューシングルの「セ・ラ・ヴィ」(C'est La Vie)が大ヒット。アイルランドおよびイギリスで大ブレークしました。

 

2002年に解散しメンバーそれぞれがソロ活動や音楽以外の活動に専念していましたが、2012年に再結成し2018年現在も活動中です。

 

ビー・ウィッチドの代表曲「セ・ラ・ヴィ」

デビューしたての1998年の映像

途中でアイリッシュダンスっぽいステップを踏むところがあります

 

同じ曲の2013年バージョン。さすがに老けたけど、体系があまり変わっていないのがすごいかも。(アイルランド人としては) アイリッシュダンスっぽいタップを踏むところも健在です。

 

私の住むフィークル村にある伝説の魔女「ビディ・アーリー」が住んだという家の廃墟跡を探検した時に撮った動画です。「魔女」にかけてビー・ウィッチドの曲をBGMに使ってみました。

 

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アイルランドのアイドルグループの二枚看板「ウエストライフ」

 

アイルランドの音楽 CD

 

スライゴとダブリン出身の5人からなる「ウエストライフ」はボーイゾーンと並ぶ人気を誇るアイルランドのアイドルグループです。

 

メンバーの一人の「ニッキー・バーン」は1997年から2008年までアイルランドの首相(ティーショク)を務めた「バーティ・アハーン」の娘『ジョージナ・アハーン』と結婚しました。

 

ジョージナの妹のセシリアは作家として活躍していて、代表作の『P.S. アイラヴユー』は映画化され日本でも公開されています。

 

クロークパーク(アイルランドの国技と呼ばれる「ハーリング」や「ゲーリックフットボール」の試合会場として使われるアイルランドの「国技館」ともいえるようなスタジアム)で行われたウエストライフのライブの模様です。

 

アイルランドのグラミー賞と呼ばれる「Meteor Music Awards」を受賞するウエストライフ。

 

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初ギグはベルファストのパブ - 「スノウ・パトロール」

 

アイルランドの音楽 スノウパトロール

 

スノウパトロール』はダンディー大学に在学する北アイルランドとスコットランド出身の学生たちによって結成されたバンドです。

 

リードボーカルを務めるギャリー・ライトボディを筆頭に5人のメンバーのうち4人は北アイルランドの出身です。

 

アイルランドとの繋がりも深くバンド結成後初めてのギグはベルファストのパブだったそうです。

 

U2のオープニングアクトとして彼らのツアーに帯同したこともあります。

 

スノウパトロールの楽曲の中で個人的に気に入っている「You're All I Have」

 

スノウパトロールといえばこの曲を名曲に挙げる人が多い。

エド・シーランもカバーしている「Chasing Cars」

 

アイリッシュパブ アイルランド

スノウパトロールが初ギグをやったベルファストのパブDuke of York

 

アイルランド スノウパトロール

パブの壁には「スノウパトロールはここで初めてギグをやりました」と書いたプレートが埋め込まれてあります。

 

アイルランド 有名人

ちなみにスノウパトロールが初ギグをやった「Duke York」に通じる通り沿いの壁には、アイルランドのスポーツや芸能関係の有名人たちが描かれています。

 

北アイルランドの空港の名前にもなっている偉大なサッカー選手「ジョージ・ベスト」や、ロックバンド「シン・リジー(Thin Lizzy)」のボーカリスト「フィル・ライノット」や、シネイド・オコナーなどが描かれています。なにげに右端にはチーフタンズのハープ奏者「デレク・ベル」も居ます。

 

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ユー・レイズ・ミー・アップのオリジナルを歌った「ブライアン・ケネディ」

 

アイルランド 音楽 ブライアン・ケネディ

 

ブライアン・ケネディはベルファスト出身のシンガーソングライターです。

 

同じくベルファスト出身でアイルランドを代表するシンガーである「ヴァン・モリソン」のバックボーカルとしてキャリアをスタートさせ、90年代よりソロのシンガーとして活躍。南北問わずアイルランド全土で高い人気を誇っています。

 

2001年にリリースした「ユー・レイズ・ミー・アップ」はその後多くのアーティストにカバーされ、特にケルティックウーマンによってカバーされたバージョンはフィギアスケートの荒川静香選手がオリンピックのエキシビジョンの演技に使用した曲として日本でも人気が出ました。

 

2006年には紅白歌合戦のヨーロッパ版(?)『ユーロビジョンソングコンテスト』にアイルランド代表して出場しています。

 

ちなみに有名な「リバーダンス」はもともとはユーロビジョンのエキシビジョンとして披露されたわずか4分たらず踊りだったそうです。

 

ブライアン・ケネディが歌う「ユー・レイズ・ミー・アップ」

 

ブライアン・ケネディの楽曲で個人的に気に入っているのがこの1996年にリリースされた「Put the Message in a Box」。

 

トリノ・オリンピックのフィギアスケートのエキシビションでも荒川静香の演技。使用している楽曲はケルティックウーマン・バージョンのユー・レイズ・ミー・アップです。

 

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孤高の吟遊詩人(?) - 「ダミアン・ライス」

 

アイルランド音楽 CD

 

ダミアン・ライスはダブリン出身(キルデア育ち)のシンガーソングライターです。

 

90年代にジュニパー(Juniper)というロックバンドのメンバーとして、デビューを果たしますが、シングル2作をリリース後に脱退。

 

その後2002年にリリースしたソロデビューアルバム「O」がアイルランド国内でヒット。後にイギリスやアメリカでもチャート入りを果たします。

 

このアルバムには現在はソロで活躍するアイルランド人女性シンガーソングライター「リサ・ハニガン」が参加しています。

 

デビューアルバム「O」にも収録されているダミアン・ライスの代表曲「Volcano」。

 

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ハスキーな歌声が印象的 - 「リサ・ハニガン」

 

アイルランドの音楽 CD

 

リサ・ハニガンミーズ州出身のシンガーソングライターです。

 

トリニティカレッジの学生だった2001年にシンガーソングライターの「ダミアン・ライス」のバックバンドの一員としてミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせます。

 

2007年よりソロに転向し、2008年に初のソロアルバム「Sea Sew」をリリース。

 

2016年までに3枚のアルバムをリリースしています。

 

2012年には日本公演も果たしています。

 

ディングルのパブで収録されたリサ・ハニガンのPV。歌っている曲はデビューアルバム「Sea Sew」にも収録されている「I don't know」

 

私「Taka」のPV(?)。ゴールウェイ州の最高峰「Benbaun山」に登った時に撮った動画です。BGMにリサ・ハニガンの「I don't know」を使ってみました。

 

リサ・ハニガン ライブ

キルデア州のニューブリッジであったリサ・ハニガンのコンサートのポスター。チケットは早い段階で「ソールドアウト(売り切れ)」でした。

 

リサ・ハニガンのポスターの隣にはなにげにアイルランドを代表するフィドル奏者「トミー・ピープルズ」とアイルランドを代表するハープ奏者「リーシャ・ケリー」、それとブレンダン・ベグリーのツアーのポスターが貼ってありました。

 

ライブ リサ・ハニガン

ニューブリッジのコンサートステージ上のリサ・ハニガン

 

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アイルランド版グラミー賞(?)を受賞した女性シンガー「キャシー・デイヴィー」

 

アイルランド音楽 CD

 

キャシー・デイヴィーはダブリン出身のシンガーソングライターです。

 

父親のショウン・デイヴィー(Shaun Davey)色々な映画やテレビ番組のサウンドトラックを手掛けてきたアイルランドを代表する作曲家で、当サイトでも紹介しているドキュメンタリー映画「ブレンダン・ボヤージ(Brendan Voyage)」のサウンドトラックも手掛けています。

 

キャシー・デイヴィーの父親のショウン・デイヴィーが作曲した「Brendan Voyage」。同名の映画のサウンドトラックとして使われた曲で、オーケストラのサウンドにアイルランドのバグパイプ「イリアン・パイプス」がフィーチャーされているのが特徴です。「Brendan Voyage」はコロンブスよりも前にアメリカに到達したと言われるアイルランドの聖人「クロンファートのブレンダン」の航海を再現したドキュメンタリー映画です。クロンファートのブレンダンのアメリカ航海についてはこちらのページをご覧ください。

 


 

キャシー・デイヴィーは2007にアイルランド版のグラミー賞と呼ばれる「Meteor Music Awards」を受賞した他、アイルランド版の日本レコード大賞(?)ともいえる「Choice Music Prize」にもノミネートされています。

 

キャシー・デイヴィーの代表曲「Reuben」。 アイルランドのグラミー賞Meteor Music Awards」を受賞した「Tales of Silversleeve」に収録されています。

 

アイルランド在住の日本人女子2人とダブリンのイケアに買い物に行った時の模様をまとめた動画です。(11時間に及ぶ激闘(?)買い物ツアーだったのです)

BGMにCathy DaveyのLittle Redを使ってみました。

 

「Little Red」のライブバージョン

 

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アイリッシュ音楽の要素を取り入れた兄妹ユニット - 「コアーズ」

 

アイルランド音楽 CD コアーズ

 

コアーズはアイルランド東部ラウズ州(Co. Louth)のダンドーク(Dundalk)出身の兄妹ユニットです。

 

 日本を含め世界中で人気を博したアイルランド発のスーパーグループの一つです。

 

アイルランドの伝統音楽の要素を取り入れたのが特徴で、実際に伝統曲も演奏しています。

 

ただし伝統曲の演奏に関しては、「なんちゃって」の域を出ていませんので、アイルランドの伝統音楽をちゃんと学ぼうという人には全然参考にならないと思います。

 

とはいっても、コアーズがきっかけでアイリッシュ音楽に興味を持った人は多いと思います。

 

かくいう私も実はコアーズのファンの一人だったりして。

 

私の場合は、コアーズがきっかけで伝統音楽に興味を持ったわけではありませんが、初めてアイルランドに訪れた年にコアーズが大ブレークしていて、今でもコアーズの代表曲として名高い「What Can I Do」や「So Young」が頻繁にラジオやテレビから流れていたので、自然とコアーズを聞くようになって、気が付いたらライブにも足を運んでいたって感じです。

 

ちなみにその頃は自分でアイルランドの音楽を弾くようになるとは思ってもいませんでした。

 

コアーズの初期の代表曲の一つである「What Can I Do

 

同じくコアーズの初期の代表曲「So Young」

 

コアーズによるアイルランドの伝統曲「トス・ザ・フェザーズ(Toss the Feathers)」の演奏。「伝統音楽」の演奏としては、とても「良い演奏」とは言えない演奏です。

 

バウロンはまだマシですが、ホイッスルとフィドル(ヴァイオリン)はかなりヤバいです。

 

これは「アイルランド感」を出すための「演出」の一つだそうで、本人たちも「なんちゃって」だと分かって演奏しているそうです。

 

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アイルランド版グラミー賞を2年連続受賞「パディ・ケイシー」

 

アイルランド音楽 CD パディ・ケイシー
パディ・ケイシーのデビューアルバム「Amen」(サイン入り)

 

パディ・ケイシーはダブリン出身のシンガーソングライターです。

 

1999年に「Amen (So Be It)」でデビュー。同アルバムはアイルランドを代表する音楽誌「ホットプレス(Hot Press)」が選出する「Best Irish Songwriter」と  「Best Male Singer」の2つの賞にノミネートされました。

 

2003年にリリースした2枚目のアルバム「Living」でアイルランドのグラミー賞とも言える「Meteor Music Awards」を受賞。翌2004年も同賞を受賞しアイルランドでの人気を不動のものとしました。

 

その後も数年おきに新作をリリースし、コンスタントに活動を続けているアイルランドを代表するシンガーソングライターの一人です。

 

パディ・ケイシーの代表曲「Addicted to Company」のPV

歌詞の内容を本人が演じています。

 

同じ曲のスタジオライブバージョン

 

私の住むフィークル村のお隣「スカリフ(Scariff)」であったサマーフェスティバルにパディ・ケイシーが登場しました。なんとただでパディ・ケイシーのステージを見れてしまいました。動画で歌っている歌は2003年にリリースしたアルバム「Living」に収められている「Saints and Sinners」という曲です。

 

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2010年にラジオでよく流れていたバンド「ザ・スクリプト」

 

アイルランド音楽 CD ザ・スクリプト

 

ザ・スクリプト (The Script)」は2008年にデビューしたダブリン出身の3人組からなるロックバンドです。

 

2008年にリリースしたデビューアルバム「The Script」はアイルランドとイギリスのチャートで一位を獲得し、アメリカでもデビューを果たします。

 

2009年には日本ツアーも行っています。

 

私がアイルランドに住んでいた2010年にセカンドアルバム「Science & Faith」をリリース。このアルバムに収録されている曲はよくラジオをかかっていたので、よく印象に残っています。

 

日本には2015年にも来日しています。

 

ザ・スクリプトの2ndアルバムからシングルカットされた「For the First Time」。私がアイルランドに住んでいた2010年にヒットしていた曲です。

 

デビューアルバムに収められていた「The Man Who Can't Be Moved」。この曲もよくラジオで流れていました。

 

ザ・スクリプトによるアズランの代表曲「Crazy World」のカバー。

アズランのボーカル「クリスティ・ディグナム」も登場します。

 

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チェロで弾き語り - 「アラナ・ヘンダーソン」

 

アイルランド音楽 CD アラナ・ヘンダーソン

 

アラナ・ヘンダーソンは北アイルランドはタイローン州(ティロン州)のダンガノン出身のシンガーソングライターです。

 

ギターやピアノではなく、チェロで弾き語りをするのが特徴です。

 

アイルランド(だけではないのかもしれませんが・・)では最近チェロで弾き語りをするシンガーソングライターが増えてきているような気がします。

 

アイルランド人でチェロの弾き語りというと、ゴールウェイ出身「ナオミ・ベリル(Naomi Berrill)」というシンガーも有名です。

 

チェロでギターのカッティングのようにコードを刻みながら歌うアラナ・ヘンダーソン。

 

チェロの弾き語りといえば、ゴールウェイ出身の「ナオミ・ベリル」も有名です。こちらはチェロをつま弾いて弾き語りをするナオミ・ベリルのPVです。

 

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アイルランドのマダム達のアイドル(?) - 「ダニエル・オドネル」

 

アイルランド音楽 CD ダニエル・オドンネル

 

ダニエル・オドネルドネゴール州出身のシンガーです。

 

彼の歌う音楽のジャンルは基本的に「カントリー音楽」になるそうです。

 

カントリー音楽というとアメリカの音楽というイメージが強いですが、アイルランドでもカントリー音楽は人気があります。

 

本場アメリカのカントリー音楽も聞かれていますが、アイルランドには「アイリッシュ・カントリー」と呼ばれるアイルランドのカントリー音楽もあります。

 

アイリッシュ・カントリーは曲の感じなどは所謂「カントリー」なのですが、歌詞の内容が「アイルランド」なんだそうです。

 

私はこの手はジャンルには疎いのですが、アイルランドでは一定の人気があるようで、特にダニエル・オドネルはアイルランドのマダム層(?)の間で人気があるようです。

 

私が前にアイルランドでホームステイした家の奥さんもダニエル・オドネルの大ファンでした。

 

アイリッシュカントリーの歌手たちのアイルランドでの位置づけは、日本でいうところの「演歌歌手」のイメージに近いところがあるような感じがします。

 

ダニエル・オドネルの代表曲「Mary from Dungloe」

 

カントリー調でもあり、アイリッシュバラッド的な感じもする「Any Tipperary Town」

 

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【番外編】「花は咲く」の原曲の作者「シェイマス・ブレット」

 

アイルランド音楽 CD 花は咲く

 

「シェーマス・ブレット」はスライゴ出身のピアノ奏者/作曲家です。

 

日本のいうところの久石譲のような感じの存在でしょうか。

 

色々なテレビや舞台のために作品を書き下ろしたり、有名アーティストのサポートメンバーとしてレコーディングやツアーに参加しています。

 

1998年にリリースした自身のソロアルバム「Celtic Rhapsody」に収められている「A Fond Farewell」という曲は、東日本大震災の復興支援ソングとしてよく知られている「花は咲く」の原曲になった曲と言われています。

 

「花は咲く」の原曲と言われているシェイマス・ブレットによる「A Fond Farewell」

 

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【番外編】Takaさん率いる「フィーダー」

 

Feeder フィーダー CD

 

アイルランドのバンドではないのですが、ついでにここで紹介してしまうのが、イギリスの「フィーダー(Feeder)」というバンドです。

 

「Takaさん」という日本出身のベーシストがリーダーを務める3ピースバンドで、25年以上に渡って活動を続けているベテラングループです。

 

イギリス&アイルランドで開催される野音ではお馴染みとなっているバンドの一つです。

 

アイルランド最大の音楽フェスティバル「Oxegen」にも何回か出演したことがあるほか、単独でアイルランド公演をやったこともあります。

 

フィーダーの代表曲「Buck Rogers」。イギリスの野音での演奏

 

同じ曲のアイルランド最大の音楽フェス「Oxegen」での演奏

 

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