サウェル山 デリー州&ティロン(タイローン)州 678m
南北アイルランド全32県の最高峰登頂に挑戦

Sawel Mountain Co.Derry/Tyrone 678m

 

アイルランド ロンドンデリー ティロン
      サウェル山の位置

サウェル山(Sawel Mountain)は北アイルランドのデリー州*とティロン州*に跨る山で、両州の最高峰となっています。

*ロンドンデリーとも。*現地の人の発音だと"タイローン"に近い感じに聞こえます。

 

高さは678メートルで、北アイルランド全体で8番目、北アイルランド最高峰のスリーヴ・ドナードを有するモーン山脈外の山としては最高峰になります。

アイルランド 風景
サウェル山遠景

この山の最寄の町はデリー州の「Strabane(ストラベーン)」というところになります。他にはティロン州のOmagh(オマー)やティロン州のCookstown(クックスタウン)からもアクセスできます。

 

アイルランド 地図
サウェル山の位置(クリックで拡大できます)
アイルランド 地図
サウェル山周辺地図(クリックで拡大できます)

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目次

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サウェル山登山 - Walking on Sawel Mountain

登り方は色々とあると思いますが、下の地図の青いい線のルートが山頂への最短ルートだと思います。

アイルランド 地図
サウェル山登山ルート

上の地図のスタート地点の所に車を置くスペースがあります。

路肩に停めるだけなのですが、ほとんど車の通らない田舎道なので山に登っている間くらいなら停めっ放しにしても大丈夫だと思います。

 

北アイルランド ウォーキング

山の中に道らしい道はありませんが、ティロン州とデリー州の県境線上に鉄条網が張られているので、鉄条網に沿って歩きます。

 

北アイルランド 風景

中腹付近からの眺め。

 

アイルランド 景色

登っている途中に沢山の綿花が生えている所がありました。

 

北アイルランド 登山

山頂に到着。山頂には三角点が置かれています。

 

アイルランド GPS

ここまでの道のり

 

アイルランド GPS

ここまでの距離は2.5㎞、所要時間は51分でした。

 

アイルランド 地図
サウェル山からダート山へのルート

サウェル山のすぐ隣にはダート山(Dart Mountain)という山があります。

すぐ隣なのでついでに寄ってみました。

 

北アイルランド ハイキング

ダート山の山頂。こちらの山頂にはケルンが置かれています。

 

北アイルランド ハンガーストライキ

ダート山の山頂にはなぜかフランシス・ヒューズ(Francis Hughes)の写真がありました。

どうやら私がここに登るちょっと前に何かのイベントがあったようです。

フランシス・ヒューズは1981年に起こった北アイルランドのリパブリカンの囚人によるハンガーストライキの参加者の一人で、ハンガーストライキで亡くなった10人のうちの一人です。

この山に登った2011年はハンガーストライキから30周年ということで色々な関連行事が行われていました。

 

アイルランド 自然

ダート山山頂から眺めたサウェル山

アイルランド 羊

こちらはサウェル山の山頂からの眺め。

アイルランド 風景

同じくサウェル山の山頂から眺め。

アイルランド 景色

サウェル山への登山開始地点から東側へ少し行ったところにあるカウンティーロック(County Rock)と呼ばれている大きな石。

地図にも載っているのでどんな岩かな?と見に行ってみたのですが、特別変わったところのない普通の大きな石でした。

奥に見えるのがサウェル山です。

 

ティロン州の州都「オマー」の町 - Omagh Town

サウェル山の最寄り町のひとつ「オマー(Omagh)」はティロン州の州都です。

北アイルランド 旅行
オマーのメインストリート

この町では1998年にリアルIRAによる爆破事件があり多くの犠牲者が出ました。

 

北アイルランド 観光

その頃から比べると随分と活気を取り戻したようです。

 

アイルランド スーパーマーケット

オマーのメインストリートにあるスーパーマーケット「スーパーバリュー」。

スーパーバリューはアイルランド共和国に本部(コーク州で創業)を置くスーパーマーケットです。北アイルランドも含めアイルランド中に出店しています。

 

アイルランド 売店

オマーの町中にあったニュースエージェント「ゲーリックライフ」。

他人事ながらこういうお店の名前を見ると色々なことを考えてしまうのですが・・

 

マッキャンズ アイリッシュセッション

毎週木曜日と日曜日にセッションをやっている「マッキャンズ」というパブを発見。

残念ながら予定が合わずセッションには行けませんでした・・

 

 

デリー州の州都「デリー」の町 - Derry Town Co. Derry

デリー州の州都は「デリー」の町です。

「デリー」は「ロンドンデリー」と呼れることもあります。

ロンドンデリーアイルランド デリー 旅行 北アイルランド

デリーの町の中心部への入り口。デリーの町の中心部は城壁に囲まれています。

ボグサイド地区 - Bogside in Derry City

デリー ロンドンデリー

ここは「血の日曜日事件」の舞台となったボグサイド地区への入り口

 

ロンドンデリー デリー

ボグサイド地区には北アイルランド紛争で犠牲になった人々や、平和をテーマにした絵が住宅の壁に描かれています。

上の絵はイギリスの兵隊によって射殺された14歳の女の子の絵。

 

ロンドンデリー デリー

デリーは北アイルランド(イギリス)の町なのですが、この地区は「アイルランド」であることを主張しています。

 

ロンドンデリー デリー

電柱がアイルランド共和国の国旗のカラーに塗られています。(厳密にはここはイギリス)

 

ロンドンデリー デリー

血の日曜日事件で犠牲になった人々が描かれた壁画

 

ロンドンデリー デリー

平和のために尽力を注いだ人物が描かれた壁画。

右上からキング牧師、ネルソン・マンデラ、マザー・テレサ、そしてジョン・ヒューム。

ジョン・ヒューム(John Hume)はデリー出身の北アイルランドの政治家で、北アイルランド和平のために多大な貢献を果たした人物として有名です。1998年にはのノーベル平和賞を受賞しています。

 

ロンドンデリー デリー

ボグサイド地区にあるフリーデリーミュージアムでは北アイルランド紛争や当地で起こった血の日曜日事件、平和に向けてのプロセスについて色々と知ることができます。

 

ロンドンデリー デリー

火炎瓶を持った少年。対立が激しかった時代は子供も戦いに巻き込まれていたのでした。

 

ロンドンデリー デリー

血の日曜日事件の翌日の新聞の1面記事

 

北アイルランド 血の日曜日事件

UVF*関係者から血の日曜日事件の犠牲者の家族へ届いた手紙。

IRAのことを「Irish Rats Association (アイルランドねずみ連合)」と呼んでみたり、言いたい放題言いまくってます。

*UVFとはUlster Volunteer Forceの略で、日本ではアルスター義勇軍と呼ばれています。IRAが北アイルランドはアイルランドであるということを主張しているのに対し、UVFは北アイルランドはイギリスであるということを主張しているプロテスタント側の義勇軍。つまりIRAのライバルです。

 

ロンドンデリー デリー

デリーの城壁の上から眺めたボグサイド地区

 

 

デリーのプロテスタント居住区

ロンドンデリー デリー

こちらはデリーのプロテスタントの居住区

 

ロンドンデリー デリー

当然こちらの主張はこうなるわけです。

 

ロンドンデリー デリー

ハンバーガーも自己主張しています。(デリーのレストランのメニューに載っていた写真です。)

 

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デリーとロンドンデリーのクリスマスカード

ロンドンデリー デリー

デリーの郵便局で売られていたクリスマスカードです。

こちらは「Greetings from Derry」と書かれているの対し、

 

ロンドンデリー デリー

全く同じデザインでこちらは「Greetings from Londonderry*」と書いてあります。

こういうところに事の根深さを感じます。

*プロテスタント、ユニオネストなど「北アイルランドはイギリス」と主張する人は「ロンドンデリー」と呼び、カトリック、ナショナリストなど「北アイルランドはアイルランド」と主張する人は「デリー」と呼ぶ傾向にあるようです

 

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北アイルランド問題

デリーの町中にあるモニュメント「Hands Across the Divide」。

この先も平和な時代が続くといいですね。

とデリーのチャイニーズテイクアウト店も応援しているはず!?

 

アイルランド レストラン

デリー郊外にあった中国料理のテイクアウト店。

ナイスな店名。

 

 

デリーのランドマーク - クレイガボン橋とフォイル橋

ロンドンデリー 旅行

デリーのランドマークの一つクレイガボン橋(Craigavon Bridge)。

ヨーロッパでも数少ない「ダブルデッカー(double-decker)」式の橋です。

 

北アイルランド ロンドンデリー

こちらもデリーのランドマークの一つ「フォイル橋(Foyle Bridge)」。

全長866メートルで南北通じてアイルランドで一番長い橋です。

 

 

クーリーズ レストラン - Cooley's Restaurant

Cooley's クーリーズ

デリーに向かう途中で見かけた「クーリーズ」というレストラン。

アイルランド音楽好きには嬉しい店名ですが、現在は潰れてしまって営業していません。

 

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