6月16~18日に都内で開催された「Féile Tokyo」というアイルランドの音楽とダンスのイベントに参加しました。
Féileとはフェスティバルという意味のアイルランド語です。
イベント期間中、セッションやワークショップ、コンサートなど様々な催しが行われました。
初日の16日の夜はアイルランドから来日したOisin MacDiarmadaとSamantha Harveyを交えてのセッションが赤坂のアイリッシュパブでありました。
17日はワークショップとコンサートがありました。
ワークショップは前半がフィドルのワークショップで後半はフィドル以外の楽器も対象としたセッションワークショップが行われました。
セッションワークショップではアイルランドの地図を使って、この曲はアイルランドのこの地域の発祥でとか、この曲はこの地域の〇〇という演奏家によってよく弾かれたなどいった解説があり面白かったです。
ワークショップの後はコンサートがあり、前半は日本人の演奏家やダンサーによるパフォーマンスがありました。
コンサートの後半は今回のメインアクトであるOisin MacDiarmadaとSamantha Harveyによる演奏です。
翌18日はアイルランドの音楽のコンペティション(コンクール)が行われました。
このコンペティションは毎年8月にアイルランドで行われている「Fleadh Cheoil na hEireann」というアイルランド音楽の国際コンクールに出場するための日本予選という位置づけになっています。
アイルランド本国で行われている国際コンクール(本戦)に出るには、資格を持った審査員のもと各国で開催される予選大会において、規定の得点を出さないと出場できない決まりになっています。
アイルランド本国やアメリカ、イギリスでもこの時期に同様のイベントが開催されていて、順次各地域の代表が決まっていきます。
私はマンドリン、バンジョー、テナーギター、フィドルとティンホイッスル計5つの楽器でコンペティションに参加しました。
コンペティションは楽器別、年齢別など様々にカテゴリーに分かれています。
口笛やリルティングといった非楽器による部門から、デュエットやトリオといった複数の奏者による部門、新しく作曲された曲による部門など多岐にわたります。
日本ではあまり周知されていなく参加者が少ないのですが、本国アイルランドではアイルランド音楽の世界におけるオリンピックやワールドカップといっていいほど様々な地域から大勢の参加者のある大規模な大会です。
下はコンペティションの出場者に送られる評価シートです。
単に結果がどうだったというだけでなく、ここが良かったとか、ここをこうするともっと良くなるなどといった、演奏に関するコメントなども記載されています。
とりあえず今回日本予選で出た種目は全て1位となりました。(1人しか出ていない種目もありますが・・)
一応全ての種目で90点はクリアしたので、一応全種目とも8月の本戦に駒を進められそうです。