このページではアイルランドの映画を紹介しています。
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ブリックリンは2015年の映画です。
監督はアイルランドの南西部コーク出身のジョン・クローリー(John Crowley)です。
アイルランド人女優のシアーシャ・ローナンが主演を務めています。
アイルランドの田舎町からアメリカのブルックリンに移住した若い女性の物語です。
映画の内容としては、アイリッシュ音楽との関係は全然ないのですが、ところどころにアイリッシュ音楽の有名奏者さんが登場しています。
たとえば、主人公のエイリシュが友人とダンスホールに行くシーンあるのですが、
上の動画がそのシーンなのですが、ダンスの伴奏をしているバンドのメンバーにジョン・カーティーがいます。
ジョン・カーティーはアイルランドを代表するフィドル(バイオリン)とバンジョーの奏者で、来日公演をしたこともあります。
アイルランドの伝統音楽が絡んでくるシーンは他にもあって、主人公のエイリシュが炊き出し(?)のようなことをやっている所にボランティアに行くシーンでは、アイルランドを代表する歌手「Iarla Ó Lionáird」の歌声を聞くことができます。
「イニシェリン島の精霊」は2022年に公開された映画です。
イニシェリン島という架空の島を舞台としたブラック・コメディ作品です。
先ほどの「ブルックリン」にも出てくるジョン・カーティーはこの作品でも登場します。
作中に出てくるパブでのセッションのシーンで、手前に居るフィドル奏者さんがジョン・カーティーです。
この作品にはジョン・カーティーの息子のジェームズ・カーティーも「音大生役」として登場します。
ジョン・カーティーの息子であるジェームズ・カーティーが弾いているシーンです
ジョン・カーティーとその息子のジェームズ・カーティーはどちらもアイルランドを代表するフィドル奏者として活躍しています。
ジョン・カーティーは来日公演をしたこともあり、日本でも人気のあるフィドルの演奏家です。
この映画の中では、主人公のパードリックに突然絶縁を告げるコルムはフィドルの奏者であり作曲家という設定になっています。
コルム役を演じるブレンダン・グリーソンがフィドルを演奏するシーンも随所に見られます。
映画の中での演奏シーンが自身で演奏しているのかどうか分かりませんが、実は彼は役者でありながらフィドルやマンドリンの演奏も達者です。
テレビ番組内でフィドルを弾くブレンダン・グリーソン
こちらはブレンダン・グリーソンのマンドリンの演奏です。