日本では3月になるとアイルランドにちなんだイベントが数多く催されます。
なぜ3月にアイルランドにちなんだ行事が多いかというと、3月はセント・パトリックスデーがあるからです。
セント・パトリックスデーとはアイルランドの聖人「セント・パトリック(聖パトリック)」を記念した日で、アイルランドでは毎年3月17日がセント・パトリックス・デーとして定められています。
アイルランドではセント・パトリックス・デーは国民の祝日となっていて、各地でセント・パトリックスデーのお祝いが盛大に開かれます。
セント・パトリックス・デーはアイルランドからの移民の多いアメリカでも催されていて、ニューヨークやボストン、シカゴなどでは年中行事の一つとして定着しているそうです。
特にシカゴのパトリックス・デーはシカゴ川を緑色に染めてしまうことで有名です。
緑色はアイルランドのシンボルカラーで、聖パトリックが持っていた「シャムロック」という植物の色にちなみます。
日本でもここ最近セイント・パトリックス・デーにちなんだイベントが催されるようになってきていて、3月になると各地でアイルランドに関連した行事が行われています。
ただし日本では3月17日は祝日ではないので、3月17日に近い週末にイベントが行われることが多いです。
今年のセントパトリックスデー(3月17日)は金曜日だったのですが、セントパトリックスデー当日はアイルランド大使館主催のパーティーが東京のホテルで開かれました。
私は会場での演奏役として招いていただきました。
大使館主催のパトリックスデーの集いが開催されたホテルオークラのアスコットホール
今年はアイルランドと日本が国交樹立60周年記念とあって大勢のお客さんが招かれていました。
会場に集まった大勢のお客さん。皆さんアイルランド関係者なのかな?
今年は日本とアイルランドが国交を樹立して60周年にあたる記念すべき年です
セント・パトリックスデーの祝辞を述べる駐日アイルランド大使のアン・バリントン女史
アイルランドから来日中のキアラン・サマーズと一緒に演奏しました。
アイルランド料理の代表格ギネスビーフシチュー
立食形式のパーティーということでアイルランドを代表する色々な料理が出ていたのですが、残念ながら私たちは演奏のためほとんど口にすることができませんでした・・・
アイルランド産のチーズの盛り合わせ
セント・パトリックスデーの翌日と翌々日は代々木公園で「アイラブアイルランドフェスティバル」が開催されました。
「アイラブアイルランドフェスティバル」2日目は表参道でパレードがあり、私はアイルランド音楽の国際協会の日本支部の隊列に加わらせていただきました。
表参道のパレード。
パレードの先頭を行くアイルランド大使館の隊列です。
右端が「聖パトリック」。その隣はミスアイルランドだそうです。
アイリッシュパブ「ダブリナーズ」の隊列
アイルランド音楽家協会の隊列
ちなみにパトリックデーパレードがあった週の前半は「ICF」という学生たちによるアイルランド音楽のイベントに講師として参加しました。
ICFはアイリッシュ音楽の「インカレ」といったところでしょうか。全国各地から集まった学生たちで、アイルランド(ケルト)音楽を通じて交流を図るイベントです。
ICF参加者たちの大セッション。120名以上の参加があったそうです。日本のアイルランド音楽界の未来は明るい!?
東京のセイントパトリックスデーイベントの翌週は広島のミニセンパトイベント行ってきました。
広島では原爆ドームをバックにした川沿いでの屋外での演奏と、鷹嘴商店街の二か所で演奏がありました。広島では原爆ドームをバックにした川沿いでの屋外での演奏と、タカノ橋商店街の二か所で演奏がありました。
スペイン舞踏、ハワイアンとアイルランドとあまり関係のない演目もありました
タカノ橋ライブのトップバッターはハイランドパイプスの演奏でした。
広島ではお馴染みの「さらさ(ハープとギターのデュオ)」と、同じく広島で活躍するボーカルの前田斗亜さんによるステージ
最後はアイリッシュダンスも加わり大いに盛り上がりました。広島のアイルランド音楽界の未来も明るい!?
タカノ橋の「タカ」です(笑)